ハラハラドキドキ
って、私が本命の彼に告白するのでは、って?
いやいや、そんな、色っぽい話ではありまへん。
朝の九時半、卸売りのバタバタがいったん収まったので、お向かいのおじさんのところに、チョコを持って行ったんです。
おじさんの好きな焼酎の入ったチョコ
ところが、いつもなら起きて新聞を読んでいるおじさんの部屋が真っ暗、おじさんは寝ています。
えっ、おじさんは高血圧だけど、まさか
でも枕元には新聞が開かれており、テレビもついている・・・
朝には起きているのだから、大丈夫かな。
おじさん、前立腺肥大で夜中によく起きて、直ぐに寝付けず睡眠不足気味と聞いていたから、それで二度寝されているんなら、寝かせてあげたほうがいいかな・・・
で、帰ってきたけど、どうもきになる。
万が一、病気で手遅れになっていたらと思うと気になって、十時半、もう一度様子を見に・・・
まだ、寝たはる
大きい声で耳元で挨拶しても、電気をつけても、反応なし。
揺すり起こそうか、どうしようか
思い切ってテレビを消してみると、かすかながら寝息が聞こえる・・・
呼吸もゆっくりとだけど、きちんとした寝息。
顔色もよく、赤黒くもなく、白くもない・・・
もう少し、様子を見よう・・・
そのうちバタバタしていたら、昼過ぎおじさんがチョコのお礼を言いにこられた。
本当にほっとしましたよ。
だって、私の処置で助かるものが助からなかったりするでしょう。
写真は主人の戴いたチョコたち。
いちばん傑作は、まんなかのハートのチョコならぬ、豆腐
主人が喜んだのは、友人の娘さんの手作りチョコブラウニーでした