5月4日のう宇治市文化センターの催しは、
「渡部陽一文化講演会」
でした。
「こんにちわー。戦場カメラマンの渡部陽一です。」
あの独特の口調で、講演は始まりました。
1.どうして戦場カメラマンという、職業についたのか?
2.どうして戦争が起こってしまうのか?
を、丁寧に話されました。
イラクの子どもたちは、学校に行き勉強することが、唯一の楽しみ。
学校に行ったあとは、食べるために働く。
ご自身が撮られた写真を通じて、
戦場に生きる、子供達の想い。
しっかり伝わりました。
先月、アフガニスタンへアメリカ軍従軍カメラマンとして行かれた時の体験から、
21世紀は、ロボットによる戦争の世紀になるのでは?
と、危惧されていました。
また、東北大地震の被災地、岩手から、福島まで取材に行かれ、
どの戦場よりも、ひどい状況に、なかなかシャッターが切れなかった。
どのように復興したらいいか、見当もつかない状況。
しかし、最近戦地からもどってみると、この1ヶ月で、電気や、ガスや、水道がもどり、
力強く復興の兆しが見えた。
この東北の状況を、写真で世界に伝えねばという思いを新たにしたと、話されました。
最後は、お客様からの質問に答えるコーナー、
Q.平常心を取り戻す方法は?
A1.いろんな場所で聞いた、ハッとする言葉、心が動いた言葉を書き留めておいて、それを読み返す。
A2.そうじ・・・奇麗にすると、心がリセットします。
「皆さんも、世界中に出かけて、たくさんの人と出会い、話を聞いてみてください。
もちろん、安全第一で。
今度は、世界を舞台にして、再開しましょう。
ありがとうございました。」
と、〆られました。
渡部陽一さんが、ご近所に来られたなら、一度お話を聞かれてみてはいかがでしょうか?