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2014年12月10日(水) 
   あるSNSにおいてある元教授がアベノミックスの是非に関連して12月1日にアップした「経済成長なき社会発展は可能か」なる日記に私がアップしたコメントです。このSNSでの日記はメンバー外には非公開なので、私のコメント以外のやりとりを書くわけには行きませんが…。

  その日記の趣旨は、過激化するグローバル競争のなかであくまで経済成長を追求するべきか、あえてグローバル競争と成長主義から距離をおき、安定した地域や社会や国土を確保していくべきか…についての話題です。

   私のコメントの前に何件かのやりとりがあり、私のコメントに対しても有用なコメントがありました。

………………………

   私は経済音痴です。そこで、米国で馬鹿売れしいるとかいう トマ・ピケティの「21世紀の資本論」を読もうか…と思っていますが、日本語訳は年末まで出ないようですね。そこで代わりに水野和夫の「資本主義の終焉と歴史の危機」を読んでいます。読んでいて、反発を感じる所が多いです。

   そこでは資本は貧者から搾取する悪者になっています。グローバル化により資本の流動が容易になると低開発国から利潤を得ることに懸命になり、低開発国が新興国となって過剰設備を持つようになって「地理的・物的空間」から利潤を得にくくなると新しく「電子・金融空間」を作りだし、金融経済の規模は実物経済よりはるかに膨らんで、実物経済の何倍もの余剰マネーがストクされ、動き回るのだそうです。それがはじけてリーマンシュックとなった。格差が拡大し、中間層が落ちぶれました…と。

   米国では知りませんが、日本では再分配されたジニ係数はさほど高くはないし、中間層だけが生活苦になっている状況にはないと思います。孫正義と路上生活者の格差は広がっているかも知れませんが、日本における格差にはほとんど影響していないように思います。
   中間層といっても、そのかなりの人たちは従業員持ち株会に入り、自社株の持ち主となり小資本家です。*****さんの云われるように中国の方が格差は大きいようです。

   私が中年になってから勤めた会社のオーナー社長は、「企業はそれが永続できる最低限の利益を稼ぐ義務がある」と云っていましたが、本質を言い表している…と思います。生産会社が利益のために虚業に走ることをおおいに批判していました。

  私は制御された資本主義を続ける以外の道はない…と思っていますし、水野和夫氏もそれに代わる案はもっていないそうですから、生き延びさせる必要があると思います。

   購買量は人口減と共に減っていっても、製品は技術と共に高機能となっていくので、価値は上昇し、一人当たりのGDPのゆっくりとした成長は可能と考えます。

   アベノミクスの成否は現状では不明だと私は思っています。

.

閲覧数1,405 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/12/10 08:28
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2014/12/10 09:36
    歴史は繰り返されてるのかと思ってます。
    行き過ぎた資本主義経済
    ユダヤ人の高利貸し等の不労者の所得が、
    農工業者を圧倒して、出てきた宗教がイスラム教だと思ってます。
    行き過ぎた資本主義経済に対する嫌悪感
    資本主義経済の押しつけに対する反抗

    アベノミクスも実体経済よりも投機経済をメインにしてる気がしてます。
    株価の変動
    現在は、ほとんど大資本の好きなまま
    この次はどう変わるんでしょうかねぇ~
    次項有
  • 2014/12/10 15:52
    鉛筆コッチさん
       水野和夫氏の意見ではもう繰り返せないそうです。

       低開発国新興国となって投資しても利益が得られなくなり、代わって電子・金融空間作って延命計ったがリーマンショックでそれダメになってしまい、資本主義は終焉に向かっているのだそうです。利潤を追求する場所がなくなってしまった!

       アベノミックスはグローバル企業にはその従業員を含めてプラスに影響しているのではないか…と私は思っています。問題はそれを如何にして中小企業に及ぼすかで成否が分かれるのでしょうね。

       中小企業も髙い技術開発力や高生産性、髙い経営能力の有無によって淘汰されるのでしょうね。グローバル企業も短期的な利潤追求ではなく、中小企業への援助によって日本の緩慢な成長に寄与するべきだし、政府も応援するべきでしょうね。零細農家への補助金振る舞いで日本の農業をつぶしたことの二の舞をしないことです。

       水野和夫氏の予測が外れることを祈っています。高校で習った修正資本主義しか道はないのではないかしら(その後に経済学を習ったことがない者の淡い思考で…)。

    .
    次項有
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