>核軍縮の文書「広島ビジョン」どう見る 「理想と現実を日本人に突き付けた」専門家が指摘 >広島ニュースTSS の意見 • 昨日 18:21 >核軍縮・不拡散の議論の後に出されたのが『広島ビジョン』と題された核軍縮に関する独立した文書です。 >【岸田文雄首相】 >「この文書は「核兵器のない世界」の実現に向けたG7首脳の決意、具体的合意、今後の優先事項・方向性を力強く示す歴史的意義を有するものであると考えています」
そうですね。
>初日の19日に行われたワーキングディナーでは核軍縮・不拡散について議論が行われました。 >その後出されたのがサミットとして初めて核軍縮について焦点をあてた文書、「広島ビジョン」です。 >「広島ビジョン」は「77年間に及ぶ核兵器の不使用の記録の重要性」を強調した上で、ロシアの核兵器による威嚇、ましてや使用は「許されない」という立場を改めて表明しています。 >また中国を念頭に核戦力の客観的データの公表を求めています。 >一方でG7の安全保障政策について「核兵器はそれが存在する限りにおいて防衛目的のために役割を果たす」などとし事実上、『核抑止』を肯定しました。 >核兵器のない世界をめざすことをライフワークとした岸田総理大臣が主導し被爆地・ヒロシマで今回のサミットが開かれたわけですが、核抑止を肯定した文書に被爆者などからは批判の声も上がっています。 >「広島ビジョン」をどう見るか専門家に聞きました。 >広島大学平和センターの川野徳幸センター長は、被爆地ヒロシマでサミットが開催されたことは評価したうえで「核抑止」を肯定したことで理想と現実のジレンマに陥るのではないかとします。
ジレンマはないですね。理想の内容は頭の中にある。現実の内容は頭の外にある。両者の内容はその所在が違うから共存できる。理想の内容を現実の内容に変えようと生涯努力するのが人間の真摯な務めでしょう。この励みは昔から変わりませんね。うまくいったら、目出度し・目出度しですね。
>【広島大学平和センター・川野徳幸センター長】 >「理想という、理想が『核なき世界』、現実は今、直ちにやるのは難しいので『核の傘』あるいは抑止という概念によって今の均衡を保たなければならない、それは何となく日本人の中では共存されていて、あまり強いコンフリクト(衝突)はなかったのだけど、やはりそうなのかと思い知ったのかもしれないですね。 >思い知ったと言ったらきつすぎるかもしれませんが、再認識させられたのかもしれませんね」 >一方で核なき世界を目指す姿勢をG7が示し、アメリカだけでなくイギリス、フランスなどの核兵器保有国の首脳が広島を訪れたことで被爆の実相に触れる機会の増加が期待され、今後被爆地の果たすべき役割が問われるとします。 >【広島大学平和センター・川野徳幸センター長】 >「敷居が高かったというか、(核兵器)保有国としては人道的に不必要な苦痛の概念であるとか、あるいは非人道的な兵器、そういったものであるというのは間違いないだろうと、そういった意味で(首脳たちが)了解の上で来るということは(市民も)来やすくなった。 >やはり広島・長崎が今後何を伝えていくのかというのが、このG7後に考えなけらばいけないということになるんでしょうね」
いかにして理想を現実に変えるかは政治と技術の方法論にかかっていますね。
.
|