大学では昨年度より、他地域よりやって来る修学旅行生が宇治を舞台にフィールドワークをするためのお手伝いに取り組んでいます。 文化人類学科で行っているフィールドワークでの経験を活かして学生さんが自分たちの視点で宇治の良いトコを紹介するのです。 修学旅行生が訪れる秋に備えて、少しずつ今年も準備が始まっています。昨夜はメンバー全体の研修として鵜飼を見に行ってきました。 ほとんどの学生さんは鵜飼初体験。まずは鵜匠の澤木さんから鵜飼に関するレクチャーを受けて間近で鵜を見せていただきました。鵜カゴから鵜が登場すると「大きいー!!」と歓声が。この日は兎道高校の方々と一緒に見学させていただいていたのですが、高校生の皆さんもうちの学生さんも間近ではじめて見る鵜にちょっと怖いながらも興味津々。「触ってもいいですよ~」と笑顔で声をかけてくださったのですが、みんな恐る恐る触れてました。 いよいよ舟に乗って見学! この日は月がとってもきれいで、日が暮れてだんだん輪郭がはっきりした月が闇のなかに浮かぶ光景はとても素敵でした。 澤木さんの舟と江崎さんの舟2艘で舟の前を往復しながら鵜飼を見せてくださったのですが、すぐ近くまで来てくださるので、かがり火の熱さや鵜が魚を捕らえる瞬間、鵜が舟に上がるときの水しぶきも近くて臨場感バツグン! 鵜から魚を出す様子もとても近くで見ることができました! それから何度か舟の間を往復してくださり、鵜飼を見せていただきました。下船まであっという間だった気がします。 今回は研修でもありましたが、初めて見る鵜飼を楽しそうに見学している様子はちょっとした遠足のようでした。 昨夜の研修も含めて、これからいくつか研修や体験をする予定になっているのですが、どのように実際の案内で活かせるでしょうか。 昨年も「その手があったか!!」と学生さんから絶妙なアイデアを見せられ、驚くこともしばしばあるので、今年流の案内が楽しみです。 |