オペラ「月の影」の指揮者、阪 哲朗さんとお話する機会がありました。
特に、オケピットについて、
なぜ、今回出来なかったのか?
オペラにとって、演奏や指揮は、主役ではなくお客様から見えてはいけない。
オケピットがないと、本来お客様に見えてはいけない細かい指示が丸見えになってしまい不都合があると。
そんなお話を聞くと、なんとかならなかったのか?との想いもつのります。
予算、日程、構造、色々な面で出来なかった現実。
今回の公演を通して、これからの課題が見えてきました。
それは、オペラ運営全体を見渡し物事を決められる人間を育成すること。
もしくは、出来る人にお願いすること。
半年を費やして作品を創っていく上で、そんな人材が必要不可欠でした。
それがこの公演での、オペラスタッフと実行委員との調整不足につながったと思います。
それは、われわれ、会館スタッフの立場ではどうする事も出来ません。
とてもいい企画だっただけに残念です。
しかし、宇治市のオペラは始まったばかり。
次のオペラに、また、恒例の地に足を付けた催しに、つながって行く事を、願ってやみません。
阪 哲朗さん、ありがとうございました。