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2012年06月01日(金) 
   (副題;これから始まる真の危機)を読みました。お奨めです。 著者ははっきりとは云っていませんが、原発反対の立場です。福島原発事故の直後の2011.03.29に総理官邸からの協力要請を受けて内閣官房参与として2011.09.02まで日夜返上で事故対策に取り組み、行政の内側から原発を眺めたことによって考え方がそれまでと変わったそうです。

   原発反対の小出裕章氏の「原発のウソ」は読むほどにその論理性の欠如にビックリしました(http://www.sns.ochatt.jp/modules/d/diary_view.phtml…=&l=30 )が、田坂広志氏は今後の原発問題の方向を決めるためにはどのような問題があり、何を議論し、何を決めていく必要があるか…を示してくれており、原発推進、原発反対のどちらの人にもいろいろと考えさせてくれます。技術的データはほとんど記載されていません。

   彼の立場は原子力行政と原子力産業の徹底的な改革を行わない限り、この国で原子力を進めていくことには賛成できないし、国民からの信頼を取り戻すことはできない…というのが彼の現在の立場です。現在の政界・財界・官界のリーダー達の間に広がっている「根拠のない楽観的空気」に警告を発しています。
私も反省するべきだろうと思います。私は技術的には不安は持ってはおらず楽観していますが、人的システムの問題についてはよく判っていません。事故調が明らかにしてくれるでしょう。

   今の政治家にじっくり読んで欲しいものです。

   本筋にはあまり関係ありませんが、私が反論したい見解場所がありました。あちこちに出て来ます「確率論的安全評価」。追って私の反論を書きたい…と思ってはいますが。

   大分前に読んだのに、アップするのを忘れていました。

   ……………

田坂広志 著 「 官邸より見た原発事故の真実」(副題;これから始まる真の危機) 光文社新書 2012.03.25 発行

閲覧数1,346 カテゴリ日記 コメント8 投稿日時2012/06/01 11:31
公開範囲外部公開
コメント(8)
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  • 2012/06/01 13:55
    天使さん
    コッチさん
    こんにちは(*^_^*)
    私は↓これを読んでみたいと思っています。

    『放射能・原発、
    これだけ知れば怖くない!』

    放射線被害を防ぐ第一人者 高田純著
    次項有
  • 2012/06/01 16:10
    鉛筆コッチさん
    天使さん

      情報を有り難うござます。まだ発行されたばかりの本のようですね。

       私は飛行機で旅行もよくやっていますし、病院で年に何回か検査もやっていますので、放射線は十分に浴びています。若い頃に会社で放射線を使って実験もやっていますし勤めていた会社の製品も放射線を使用して滅菌していました。日常茶飯事に身近に存在するものです。

       夫婦共にガンの手術を経験しており、年齢的な面からも福島方面に旅行することと、福島産の食べ物を食べることを怖がる気持は全くありません。

          原発についても、絶対安全ではあり得ません(原発以外でもそんなものがこの世にある筈もない)が、技術的に事故の可能性を減らすことは難しくはないことだ…と思います。問題はそれを使う人間にあるようです。

       私は車でぶっ飛ばすことが多いので、交通事故の方が何倍も危険だと思っています。絶対安全な車って将来にも出来るなんてことはあり得ません。

       孫達に関係して放射線の害が気になることもあるかも知れませんので、その時は思いだして読ませていただきましょう。

       いやもう大分ぼけている気配だから忘れるかしら。読まなくても買って置いた方がいいかも知れませんね。いや買ったことを忘れて同じ本を二度買いすることもよくあるので…。
    次項有
  • 2012/06/01 18:14
    何が本当なのか、まったくもって・・・

    自分がどれを信じるか。ですねぇ・・・
    まだよくわかりません、私は。
    知れば知るほどわかりません。

    わかってることは、月額5000円程度の電気代の我が家は、これ以上の節電ができないってことです。
    病んだ猫のために、むしろ電気を使う夏になろうというのに。
    次項有
  • 2012/06/01 21:02
    天使さん
    > 私は車でぶっ飛ばすことが多いので、交通事故の方が何倍も危険だと思っています。絶対安全な車って将来にも出来るなんてことはあり得ません。


    私もそのように思っておりますです。。。。

    それより、何より、良い生き方をしたい・・と!!

    せめて感謝で日々を送りたいと・・・
    次項有
  • 2012/06/01 22:44
    鉛筆コッチさん
    うさきょんさん

       何が真実か…。

       小さなことの場合は気にしないで放っておきますが、重要なことではそうは行かない。それぞれの主張の根拠を見極め、真実をかぎ分ける必要がある…と思っています。暇のある老人にはボケ防止に最適です。

       大飯原発は稼働する気配ですから、寶ちゃん(でしたっけ)に楽な夏を過ごさせてあげてください。
    次項有
  • 2012/06/01 22:47
    鉛筆コッチさん
    天使さん

       そうですね。あちこちに云いたい文句が沢山あると、ついつい感謝の気持ちを忘れますね。

       我が身を反省します。しかし、まだ文句を言い足りない気分です。
    次項有
  • 2012/06/02 09:50
    おはようございます。

    原発事故には大きな関心があります。
    お薦めの本を読みたくなりました。

    私は好きな柳田国男著『想定外の罠』(大震災と原発)を読みました。
    “災害は意地悪だ。人間が過去の教訓に学ばず、防災対策の甘さや見落としがあると、必ずそこを狙い撃ちされる”と。
    今回の原発事故も専門家の想像力のなさだったと指摘しています。

    記者として現場で情報を集めた筆者ならではの言葉は重く感じられました。
    この本も政治家に読んで欲しいと思います。

    来週アメリカから里帰りする高校生の孫息子はネットの情報を見て福島の4号プールを心配しています。

    今回の原発事故は欧米のほうがより危機感を持っているように感じます。
    次項有
  • 2012/06/02 11:59
    鉛筆コッチさん
    トトのしっぽさん

    おはようございます。

       色んな観点から多くの著作が出ていますね。今回の事故も原発関係者が安全神話を出してしまったために、自己暗示にかかってしまい、想定外に備え得なかったのだろうと思っています。

      柳田国男氏は今度、福島原発事故独立検証委員会のメンバーに参加されるようですね。(http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052701000754.html

      同委員会は中間報告を出していますが、(http://www.amazon.co.jp/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F…4799311581

       最終報告書は是非読みたい…と思っています。

       
    次項有
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