1,063万kW/1,713万kW (09/28 06:05)
62%
■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://www.sns.ochatt.jp/blog/blog.php?com_mode=0&key=752539
2010年10月07日(木) 
日本人研究者がノーベル化学賞を受賞したと聞いて、化学賞とは縁もゆかりもない私も、とても嬉しくなりました。
日本の科学は世界に誇れるんだとあらためて思いました。

ただ、世界的にみると日本の相対的な位置は下がってきています。経済がふるわなければ、研究のお金も確保できずに仕方のないことかもしれません。他方で、中国の研究の発展はめざましいものがあります。アジアで一番の大学は長らく東京大学でしたが、残念ながら、今年、香港大学に抜かされてしまいました。今は、中国本国で有名な清華大学よりも、東大や京大は上ですが、近いうちに抜かされる可能性は十分あります。

さて、ここで皆さんにご協力いただけると嬉しいことがあります。それは、国の予算のパブリックコメントに参加いただくことです。

詳しい説明は省きますが、パブリックコメントの評価が低いと、国立大学だけではなく、私立大学を含めて日本の大学に国の予算が回らなくなるようになっています。具体的な影響としては、例えば、所得の低い方を対象とした授業料免除などが十分に行えなくなります。

知識社会がますます進むこれからの20年や30年を考えると、若い人の教育はとても大切と考えています。現状では、高等学校までの教育は比較的手厚く扱われていますが、大学以上の高等教育は非常に厳しい状況にあります。世界的に見て、今年、日本の大学の評価が軒並み下がった要因の一つとして、日本では大学に対する財政的支出が不透明ということがあげられているとの報道もありました。

長々と書いてしまいましたが、以下の名古屋大学のホーム・ページに、比較的わかりやすい説明とパブリックコメントに参加するためのリンクが示されています。

名古屋大学の関連のホーム・ページは↓です。
http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/info/20100928.html

パブリックコメントでは、何か書き込まなくても、「そう思う」などを選択するだけでも参加できます。選択するだけなら、それほど時間はかかりません。(選択で参加いただくだけでも、とても意義のあることです)

お手数をおかけしますが、趣旨に賛同いただける方にご協力いただけると嬉しいです。締切は10月19日です。

もちろん、大学の教育研究以外の項目もパブリックコメントすることができますので、他の項目についてもご覧いただければと思います。

どうか、よろしくお願い申し上げます。

閲覧数2,257 カテゴリ日記 コメント24 投稿日時2010/10/07 01:13
公開範囲外部公開
コメント(24)
時系列表示返信表示日付順
これより以前のコメントを見る
  • 2010/10/07 12:09
    レオンさん
    登録しました
    次項有
  • 2010/10/07 12:44
    鉛筆楽楽さん
    mi-sanさん、イアンさん、不精人さん、コッチさん、レオンさん

    どうもありがとうございます。
    こうして、ご協力いただけることに心から感謝申し上げます。

    さきほど、読売新聞を見ていたら、ノーベル賞受賞者の鈴木先生が次のようにおっしゃっていました。「日本のように資源のない国では、知識が重要だ」
    若い人たちがどうやって、この大切な知識を身につけ、創造していくかがとても重要なことと思います。

    同じく読売新聞では、ノーベル賞受賞者の下村先生が次のようにおっしゃっていました。「ノーベル賞を受賞した研究の多くが数十年前の成果。(略)数十年後にノーベル賞を受賞できるか心配だ」(今の若い人たちに)「もっとハングリー精神を持って取り組んでほしい。」
    確かに、今の若い人たちにはハングリー精神が足りないように見えるかもしれません。ただ、それの原因を若い人たちの問題だけにとどめることはできないように思います。若い人が生き生きと活躍できるような社会をどうやって作っていくかも大切なことと思います。
    下村先生からみれば、40代の私も若い世代になってしまうかもしれません。ただ、私自身は80年代に大学生活を送り、80年代後半から仕事をはじめたこともあって、いろんなことに挑戦させていただけました。今の若い人たちは、私が経験したような恵まれた社会環境ではないのかもしれないと考えることもあります。
    次項有
  • 2010/10/07 17:25
    しゅんさん
    楽楽先生

    頑張って下さい。今日の朝のTVでも、今回のお二人に続く人たちのところにくると、中国・韓国・インドに押されていて、この先を心配されているコメントを聞きました。
    実際のアメリカでの活躍されている、方々の数がかなり先ほどの三国との間に差があるようです。

    パブコメくらい、協力しなくちゃ・・・・

    今から行ってきます。
    次項有
  • 2010/10/07 17:47
    鉛筆楽楽さん
    こはたノたかしさん、しゅんさん、ご協力いただきどうもありがとうございます。

    まだ、日本には立派な知識のストックがあると思います。何とか、それを活用して、(特に若い人が)夢を持てるようにできればと思っています。
    次項有
  • 2010/10/07 18:53
    こんばんは!
    な・・なんだか難しそうですが、大人の仲間入りをしたような気分です。
    「日本のように資源のない国では、知識が重要だ」
    ズンと、響きました。
    次項有
  • 2010/10/07 23:28
    鉛筆楽楽さん
    ガンバレ種田さん、ありがとうございます。
    ご協力いただいて、嬉しいです。
    次項有
  • 2010/10/08 00:50
    あきこさん
    登録済ませました。

    楽楽先生、どうぞ頑張って下さい。

    孫たちの将来を考えるととても心配になります。

    大学での研究教育は重要だと思います。

    大学は国にとって必要な基礎的研究に力を入れ、国の研究機関は所属する省庁のニーズに対応した基礎的・先導的研究を行い、地方自治体の研究機関は大学や国の研究成果を受けて地域に必要な応用研究を行う。リスクの大きいもの、公共性の高いものは公的機関が研究を行い、民間は公的機関の成果を活用して自社と社会に利益をもたらす開発研究を行う、はっきりと線引きできるものではありませんが、私が国の研究に従事していた頃は一応はこのような役割分担をしていました。

    国の研究所が大学と同じような研究テーマで研究していたら行政監察のときに研究のダブりを指摘されました。大テーマは同じようでも小課題・細目課題は「ここが違う」ということを監察官に説明をしたことを覚えています。

    大学での研究は基礎の基礎をなすもので、日本のためだけでなく世界的・学際的にも基礎的研究は必要だと思います。
    予算や人を減らしてもらっては困りますね。

    大学の研究教育以外では、
    命を守る食料を生産する農業は重要です。

    農業は国の礎、農村風景は日本の原風景です。

    これ以上食料の自給率が落ちおないよう、日本の耕地の
    70%を占める条件不利な中山間地域の農業が
    過疎化・高齢化によって潰れていかないようにと願って、
    コメントしたと思います。

    次項有
  • 2010/10/08 12:35
    ろくさん
    登録済ませました。
    次項有
  • 2010/10/09 01:42
    鉛筆楽楽さん
    あきこさん、びんちゃんさん、ご協力いただき、どうもありがとうございます。

    あきこさんのおっしゃるとおり、大学の研究教育以外にも大切なものがあると思います。
    次項有
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
楽楽さん
[一言]
■この日はどんな日
書き込みはありませんでした。
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み