ターンテーブルとプレヤーとどう違うのかよく判りませんが。モーター、ターンテーブル、アーム、カートリッジ、ほこりよけの蓋が付いています。しいて言えば箱がない。基板に4本のインシュレーター付き脚があるだけです。
どの位のレベルのものにするか大分迷いました。ここの日記に書いたら、スタンレーさんからレーザーターンテーブルか?と質問されました。いつかはそれを狙おうと思ったことはありますが、高価でもあり、もう来年は15キロヘルツのモスキート音も聞こえない後期高齢者になる私には高音域など聞こえる筈もないので候補からは除外。音域よりも波形を狙いたい。しかし、波形データを発表している製品は見あたらない。
個人が普通の居間で居眠りしながら聞くだけなので、格別高級品でなくてもよかろう。何故かスピード違反で掴まり損ねて払わずに済んだ罰金ウン万円と、バラマキ政策の定額補助金老夫婦分で可能なの範囲で済ませることにしました。評判を聞いて購入品を決め、ネットで価格比較。アマゾン、ドットコムの出店が一番安価だったので、そこに決定。
今朝組み立て、昼から試聴。ウーンやっぱりCDよりはいい。カートリッジはスタントンの普及用でしかないのですが。音域は判らないが音がのびのびしている。時々ゴミでパチ!と雑音が入るが格別気にはならない。SACDとの音質比較はは同じ録音LPとSACDのものがないので不明。音域はSACDがいいのだろうとは思うが、LPの方が心が安らぐように思います。少し聞いてから体操に行く予定でしたが、行けなくなってしまいました。
ルプーによるシューベルトの即興曲と楽興の時。まさに虚無的にまでリリックな演奏。バレンボイムによるベートーベンのピアノソナタとは全く異質。
スークのバイオリンでドヴォルザックのソネチネ。マスターテープからのノンディストーションカットと記載されている。これも音色・演奏ともにすばらしい。ただバイオリンの高音部が少しキンキンする。従来から使っているサテンのカートリッジに交換して再度聞いてみよう。
シュヴァイツアーのオルガンでバッハの衆賛前奏曲集。これはもう音質をウンヌンするものではない。バッハの宗教感とシュヴァイツアのろうろうたる演奏に身をゆだねるだけ。
さあて、持っているLPを聞き直すのに何ヶ月かかるだろう。
丁度50年使ったプレヤーケース(中身は次々と変わっていきましたが)とはおさらばです。