おはようございます。
NHKの番組でギニア高地は何度か観ました。
花好きだからといって登っていい所なのか?
地元の方が神聖なる場所とされていたんじゃないのかな~と気になります。
確かに知らない間に色んなものも持ち込みますよね。
目に見えない細菌類も。
先日、ある山岳同好会が主催の講演会を聴きに行きました。 演題は「 ギアナ高地・ニュージーランド・中国雲南省の大自然」。この日記での話題は ギアナ高地。 演者は定年まで教員をやっていて、花好きで世界をあるいている方です。山好き…という訳でもなさそう。 花好きのやや高齢の女性が多い10数人のグループで、ヘリでギアナ高地のアウヤンテプイに行き、3日ほど上を歩かれたようです。 ギアナ高地とは南米大陸北部にある、ほぼ垂直に切り立った絶壁で周囲から隔離された100以上の平原からなり、それぞれの平原はその形状からテーブルマウンテンとよばれています。周囲から隔離されているために、植物や小動物は独自の進化を遂げ、他では見られない生物が多いとか。 その一つ、 アウヤンテプイは 標高2,560mあり、世界最大の落差979mのエンジェルフォールを有するので有名です。落差があり過ぎるので、水は中空に拡散してしまうために下には滝壺がないそうです。 NHKのグレートサミッツでも大勢の取材班がアウヤンテプイに1つだけある登山路を何日かかけて登り、さらに10日ほどかけてエンジェルフォールの上部まで行きました。TVを見ていてこれだけの人数が何日もウロウロしていて、食べ残しや排泄物はどうしているのだろう、独特の生態系を破壊しなければいいのだが…と気にしていました。 演者の話しでは彼女達のパーティー以外には誰も登ってはおらず、1度だけ昼食を取りにヘリが1機降りてきたそうです。もうそのような世界になっているようです。彼らが下山した時に麓で花好きが行ってきたことを聞きつけて大事なものを持ち出していないか、厳密なチェックを受けたそうです。 持ち出しも気になりますが、持ち込みも心配です。下界の植物や小動物や虫が荷物の中に入り込んでいないか、植物の種が靴に付いていないか…のチェックをやっているとの話しを聞いたことがありません。 ウエッブで捜してみると、ヘリで行ってアウヤンテプイに何泊かして散策するツアーもあちこちにある気配。 世界遺産に登録されているそうだが独自の生態系を維持するための体制を作らなくていいのかなあ。 |