あきこさん、びんちゃんさん、ご協力いただき、どうもありがとうございます。
あきこさんのおっしゃるとおり、大学の研究教育以外にも大切なものがあると思います。
日本人研究者がノーベル化学賞を受賞したと聞いて、化学賞とは縁もゆかりもない私も、とても嬉しくなりました。 日本の科学は世界に誇れるんだとあらためて思いました。 ただ、世界的にみると日本の相対的な位置は下がってきています。経済がふるわなければ、研究のお金も確保できずに仕方のないことかもしれません。他方で、中国の研究の発展はめざましいものがあります。アジアで一番の大学は長らく東京大学でしたが、残念ながら、今年、香港大学に抜かされてしまいました。今は、中国本国で有名な清華大学よりも、東大や京大は上ですが、近いうちに抜かされる可能性は十分あります。 さて、ここで皆さんにご協力いただけると嬉しいことがあります。それは、国の予算のパブリックコメントに参加いただくことです。 詳しい説明は省きますが、パブリックコメントの評価が低いと、国立大学だけではなく、私立大学を含めて日本の大学に国の予算が回らなくなるようになっています。具体的な影響としては、例えば、所得の低い方を対象とした授業料免除などが十分に行えなくなります。 知識社会がますます進むこれからの20年や30年を考えると、若い人の教育はとても大切と考えています。現状では、高等学校までの教育は比較的手厚く扱われていますが、大学以上の高等教育は非常に厳しい状況にあります。世界的に見て、今年、日本の大学の評価が軒並み下がった要因の一つとして、日本では大学に対する財政的支出が不透明ということがあげられているとの報道もありました。 長々と書いてしまいましたが、以下の名古屋大学のホーム・ページに、比較的わかりやすい説明とパブリックコメントに参加するためのリンクが示されています。 名古屋大学の関連のホーム・ページは↓です。 http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/info/20100928.html ![]() パブリックコメントでは、何か書き込まなくても、「そう思う」などを選択するだけでも参加できます。選択するだけなら、それほど時間はかかりません。(選択で参加いただくだけでも、とても意義のあることです) お手数をおかけしますが、趣旨に賛同いただける方にご協力いただけると嬉しいです。締切は10月19日です。 もちろん、大学の教育研究以外の項目もパブリックコメントすることができますので、他の項目についてもご覧いただければと思います。 どうか、よろしくお願い申し上げます。 |