【とっちゃん】さん
ノーベル平和賞って確かによく判りませんね。佐藤栄作だって貰っていますからね。
選出委員会なりに勝手な思い込みがあるのでしょうね。
私の思いは、劉暁波氏がノーベル平和賞を貰ったことそのものに意味があるのではなく、それが世界が彼の人権運動に注目しているぞ…とのアピールとなったことです。中国内における知識人の言論の自由の主張や人権尊重運動への励みになることを祈りたい気持ちです。
この画像は事件後すぐに中国政府に開示した方がよかった。中国政府が日本の巡視船がぶっつかってきた…と報道したあとに逆の証拠が流出したことで中国政府の立場を悪いものにした。今更引っ込みがつかない…と予想される。 私は流出画像を見て、漁船が衝突して来た…との政府の報道が嘘でないことが判って安心しました。見てよかった。 私が気にするのはTV放送各社がYoutubeの画像を放送し、画像を更に大幅に拡散したことである。 一つは著作権問題。Youtubeはアップロードされる画像の著作権はチェックしない。その数(35,000件/日 ?)の前にチェック不可能であることは明白である。著作権違反の連絡があればチェックして、場合によっては削除する…と聞いているし、現に削除例を沢山私は見た。 TVは放送の前に著作権問題を十分にチェックするべきだ。放送する事件の数はYoutubeの何万分の一位しかない筈だ。時間的余裕はタップリある。一旦放送したものは、Youtubeでは削除できてもTV放送は取り消せない。TVが著作権問題から免れてよい理由はない。撮影・編集は海上保安庁であることは明白であるが、海上保安庁は政府機関だから著作権を主張しないだろうと見くびったか。Youtubeで或る程度公開されしまったから、良いだろうとの安易な考え方を取ったか。 YoutubeとTVでは拡散の範囲が桁違いに相違する。Youtubeでは許せてもTVでは許せない…こともあるだろう。政府が公開しないことを決めたものを流出させてしまった責任があるから海上保安庁は権利を主張しないだろうと考えたか。人の弱みにつけ込んだ権利侵害だ。 もう一つの問題は政府方針への反逆だ。政府が非公開と決めた動画を広範囲に公開してしまった。政府の方針に反対することはいくらでもやればいい。しかし、決定に違反する行為を堂々と実行していいものか。 YoutubeとTVでは公開の範囲が桁違いに広い。公開のレベルが全く相違する。 この可否には決定がよかったか悪かったか…とは無関係の筈で、公開するべき内容だから放送してもよい…などという理屈はあり得ない。 報道の自由? 尖閣諸島の画像流出の前に国際テロの捜査に関する警視庁公安部内部資料が流出した。これはAPECの警護についての安全性に悪い影響を与えることは明白だし、記載された特定個人に身の危険が及ぶ可能性もある。この流出した資料の内容をウエッブから入手して、報道の自由を掲げて記事として記載することが許されるだろうか。 両事件の相違は秘密への一般の人々の同意のレベルだろう。テロ対策部資料について公開を主張する人はいないだろう(あるとすればテロを目論む連中だけだ)が、動画の方は公開を主張する人の方が多いようだ。しかし、報道の自由を認めるか認めないかを1件毎に多数決で決めるべきものだとは思わない。公序良俗に反するもの以外にも報道の自由が許されないものはあるはずだ。今回の2件はこれに該当する。 今回のNHKを含むTV各社の報道を厳重に処罰する法律を作っておく必要があると私は思っています。今の政府にマスコミに対抗した施策ができるかな? |