6年前の肺ガンの手術の後に、前から重厚な肺気腫である上に肺の切除をやったので息が苦しくなる筈だから…と酸素吸入装置を用意するように医者から薦められました。
何時も鼻にチューブをつけて酸素ボンベを曳いて歩く…なんて鬱陶しいから…と断り、せっせと運動に励んできました。肺がだめでも呼吸用の筋肉を鍛えりゃあいいはずだ…と。
さすがに今年に入って呼吸が苦しくなって来ました。レントゲン写真を見た医者も肺気腫は昨年よりは大分進行していることが判ります…とのご託宣。
我を張るのを止めて、装置を貰う(借りる)ことしました。酸素ボンベを担いで行けば、ヒョッとしてまた山に登れるようになるかも知れん。
一ヶ月程前に持ちこまれました。酸素濃縮装置(窒素吸着による)と携帯用酸素ボンベです。
それ以来、冷房の効いた家の中で酸素ボンベを担いでウロウロと1キロ超を歩いています。家でのウオーキングでは少し汗ばむ程度の速度に抑えて居ます。涼しくなればハイキングにでも出掛けてみよう。
もう何年間か、週に1~2度通うスポーツクラブで何も無しでベルトの上を時速3~4キロで1時間歩いているのですが、もう息絶え絶え、汗ビッショリです。汗が目に流れ込んでしみます。私の場合は歩くことよりも必要な酸素を肺に取り込むことに遙に多くのエネルギーカロリーが要るものと推測されます。
医者に上記スポーツクラブでのウオーキングの可否を聞いたら、肺がどうなるかはコメントなく、心臓がやられるぞ…とのこと。脈拍120位は緩い運動とされているから、今度脈拍を測ってみよう。肺ガン手術前は脈拍160位までの運動はやっていたように記憶していますが、さすがにもう無理でしょうね。
酸素吸入に頼っていると、肺がいい気持ちになってしまって、少々酸素不足になっても必死に空気を取り込むことをサボルようになったらどうしよう。