三泊四日の外泊 から今朝帰宅しました。宿泊先は市立総合病院。白内障の手術でした。
80歳以上の高齢者のほとんどがある程度は罹っていると云われる白内障。私は20年程前に白内障と診断されましたが、今手術をしても有り難みが少ないからもっと進行してからやった方が…との医者のお薦めでした。
最近は晴れた夕暮れに夕日に向かって車を走らせてい時、道路標識や信号が見えなくなりました。人と話をしていても、窓側に座っている相手の顔が見えない。逆光のものが見えないのです。
緑内障の検査も水晶体が濁っているので、検査不能。
今年7月、救急車で病院に運ばれて3週間入院したので、医療費控除額を増やすためにまとめて今年に手術をやっておこう…と10月に申込。
私が毎月通っている眼科の開業医は白内障日帰り手術対応…で宣伝していますが、やっつけ手術を受けたくはないので市立総合病院へ。こちらは三泊四日。私の場合、酸素吸入の設備がほしいが、これも問題なし。病室の全ベッドの傍にも酸素配管が来ている。
ガンで直腸摘出手術、やはりガンで肺の部分切除をやった私としては軽い手術ですが、眼球にメスを入れる…ということには少し恐怖もないわけでもありませんでした。
眼球の水晶体を人工レンズと入れ替える手術は30分程。痛くも痒くもなし。麻酔も注射ではなく目にかけるだけ。
翌朝眼帯を外したら、世界が変わりました。昔のベス単からデジカメに変わったごとくにクリヤーになり、ホワイトバランスを太陽光から電球に変えたような印象。
これまでは主に右目で見て左目は遠近感把握用の補助であったのが逆になりました。老眼鏡も要らない気配。
鏡を見て、私の顔の青白さと皺の多さに仰天。一昨日剃ったのに、髭も伸びている。
可及的速やかに右目もやりたくなりました。頭脳もクリヤーになって、明快な時事評論をお茶っ人にアップできるようになるのでは …とも思ったが、頭のレンズも交換しないと無理でしょうね。