ご指摘の点、共感する部分多々あります。
①不法行為は法治国家では罰せられて当然です。
②法律に問題がある場合も沢山あります。
だから③正しい法律が作られねばなりません。だから④立法府には選良が送り込まれねばなりません。だから⑤我々は、ミーハー的浅薄さを排し、マスメディアの視聴率指向の偏向を見極め、よくよく考えて投票せねばなりません。
民意を問う選挙は必要ですが、何度問うても、民意の質が低いままでは、この国の将来に明るさは見えて来ないですね。
年賀状を納入した全製紙会社が古紙使用率偽装が問題になっています。各製紙会社は悪いことをしたのでしょうか。 グリーン購入なる制度があるので、古紙使用率を見て購入した人もいるようですから、騙したことは間違いなしです。ウソのデーターで販売量を増やした訳です。しかし、こと年賀状についてのみ言えば全社が偽装していましたから、売り上げ量には変化なしです。日本郵政の要求が無理だったわけです。要求に応じる技術力はどこも持っていなかった訳です。本当は全社が(談合してもいいっから?)NOを突きつけてほしかったですね。年賀状以外にも多くの偽装があったようで、日本では紙製品の販売可能量が大幅に減るのではないかと心配です。 不法行為はコンプライアンスにもとるので、法治国家では罰せられて当然ですが、不法行為は必ずしも悪ではありません。法律に問題がある場合も沢山あります。 古紙を紙の原料として使用することは森林破壊防止には直接的には有効でしょうが、地球環境として見た時にどう評価するのか、輿論(世論?)は別れています。古紙を混入して所定の品質を維持するためには余分のエネルギーが要るから環境には悪いとか、紙に使用される木は老樹なので炭酸ガスを吸収せず、炭酸ガスの減少には無効だとか、種々の議論が存在します。もし古紙の使用が地球環境を悪化させるなら、指定よりも古紙の使用量を減したことは、各製紙会社は不法行為をしたが悪事は働いていなかったことになります。地球にはいいことをした訳です。 我々としては、マスコミの魔女狩りに載せられることなく物事の正当な評価をするためには勉強する必要があるようです。種々検索して、比較的評判のいい、武田邦彦著『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』を今注文しました。これも若干データーに問題はあるようですが。 最近時々、日本社会を悪くしているのが個人情報保護法と、グリーン購入と、コンプライアンス経営ではなかろうかと思うことがあります。 いつもの通り長すぎる日記でごめんなさい。 |