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2008年07月10日(木) 
前の一週間、JR静岡駅ビルで、五人の仲間で作品展実施。会場では二人以上で当番をします。いろんな人が入ってきます。

私が想定していなかったのは、話し相手が欲しくて来ると思われる人がかなりいることでした。

作品の説明をしていると、話しをそらせて自分の縄張りに引き込んでいきます。

ある日、18時の閉める間際に入ってきた人がいました。詳細な経過は忘れましたが、IK氏の版画「針の山と血の海」から私の大雪山旭岳の夕景色の写真に移動した時に、作品の写実性の議論になりました。彼があまり写実的ではないですね…と言ったので、写真といえども、写実的に撮ろうとは思っていない…と私が応じたので、彼はそれに反対する訳ではないが、ぽつりぽつりと話し続け、部屋を閉めるのが30分ほど遅くなってしまいました。
最終日にまたその人がやってきました。18時閉場では私はめったにこれないのだが今日は間に合った、しかしもう時間がないですね…とのこと。来年も開催しますからお名前を戴ければ案内状をお送りしますよ…と言ったのに応じて、名前を書いてお帰りでした。見れば二三日前の所にも名前が書いてありました。

大きな巻物を肩に載せた労働者風の人が入ってきました。さっさと見て行かれましたが、よろしければお名前を戴けますか…というと、ウンとか言って荷物を抱えて立ったまま片手でさらさらっと。見たら達筆だが住所なしの名前だけ。住所くらい名前から判るだろう…と言える程の有名人なのかねえ… と話していたら、所用で外にでていたIK氏が名簿を見て、ア!シマッタ、私の版画の先生ですわ 、上の階にいるので…と慌てて出て行きました。

背の高い中年の精かんな顔の人が来ました。作品をあまり丁寧には見ていませんでしたが、TN氏の写真の前で立ち止まりました。TN氏が近寄って行くと何かボソボソ聞いていましたが、私は絵をやるので…とのこと。私は近づかずにいましたが、なにやら質疑応答。20分位は話していたでしょうか。終わってTN氏は疲れた~と。

朝一番に入ってきたおばあさん、KN氏のカラコルムトレッキングの写真、HK氏の桜の写真などの私の説明を聞きながら「きれいですね」を連発していましたが、何かの拍子に「私は切り絵をやっているんです」と手提げから自分の作品をとりだして説明をはじめました。何種かの千代紙を小さく切り貼りして和装婦人の後ろ姿が作ってあります。丁度HK氏の写真の前だったので、HK氏が近寄って来たために彼も一緒に聞く羽目に。92歳とか言っていましたが、先生がいらっしゃるようです。先生の指導とそれへの自分の作品での対応をひとしきり説明してくれて、残りの展示は見ないでお帰りでした。
偶然持っていたのか、わざわざ我々に見せるために持ってきたのかどちらだったのでしょうか。

 一見熱心に作品を見てくれていないような人にも声を掛ける必要があるようです。

来年もいろんな人に会えるかな。

閲覧数1,907 カテゴリ日記 コメント6 投稿日時2008/07/10 01:53
公開範囲外部公開
コメント(6)
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  • 2008/07/10 19:06
    人間模様、おもしろいですね。

    誰だって、話したいし聞いて欲しい。そうでなくても誰かと触れ合いたいと、どこかで思ってるものなんだなぁとつくづく感じます。
    20~30分でも、ぐったり疲れることもありますし、2~3時間聞き続けても楽しかったと思える違いって何なのでしょうね。

    作品展、その方々なりの受け止め方で、今年の1ページに加えていかれたのですね。来年、黙って行って、コッチさんを驚かせてみたいです(笑)え、グッタリ?
    次項有
  • 2008/07/11 00:37
    鉛筆コッチさん
    ガンバレ種田さん

    このSNSもその触れ合いの場の一つですね。
    知らない人と馴れない話題での触れ合いで疲れる人と元気が出る人がいます。

    私は好奇心の強い方ですから、ガンバレ種田さんが知らぬ顔で見えても、ガンバレ種田さんがグッタリする程攻撃しますよ、キッと。
    次項有
  • 2008/07/11 20:49
    しまった・グッタリさせようと思ったら・・負けてしまいそうですね(笑) しかもきっとバレた上で、さらに完敗ですね☆
    次項有
  • 2008/07/12 01:56
    鉛筆コッチさん
    ガンバレ種田さん

    私はある種の論争を業の一つにしていますので、個人同士の議論の勝ち負けには関心なしです。

    お腹の中に溜まっているものを吐露させてしまおう、しゃべり尽くさせようと言うわけです。

    疲れはしても晴れ晴れとお帰り願えれば、私も嬉しいのです。次回までにカウンセラーの勉強でもしておこうかしら。
    次項有
  • 2008/07/12 09:41
    なるほどと思われる状況が目に見えるようです。
    年齢を重ねると誰かに自分の事を聞いてもらいたくなる傾向になるようです。
    しかし、世の中はそう甘くなく誰も興味を持って聞いてくれる人はいません。
    作品の展示ギャラリーに入って作品を見せていただく事があります。コッチさんのように会場にどなたかおられるのですが気が引けて受付に近寄らないようにそっと作品を眺めて出て行きます。
    でも、、、もし声をかけられたら私だっていろいろ話したくなるかもしれないです。そういう年齢ですものね。

    その時のために自分の名前ぐらい達筆に書ける様にしておかねば。

    次項有
  • 2008/07/13 00:14
    鉛筆コッチさん
    よねはるさん

    説明を受けたくない人と遠慮している人の区別がなかなかつきません。これを見分けるのに訓練がいりそうです。

    かかる展示会では、よく出展者名と作品名を記載したパンフレットをくれることがあります。あれは貰ってもあまり面白くないので、第一回目から私が言い出して、作者毎に作品の写真、標題、撮影場所、作品毎のコメント(編集が大変になるので、これは今回から中止しましたが)をプリントしたものを、自由に持って行けるように置いてあります。それを持って行くか行かないかで、作品そのものには関心がなくてが義理で来たか、通りかかりの暇つぶしで来たかはほぼ判ると思っています。
    詳しく説明を受けたり、議論を吹っかけてきたりした人は、「よければどうぞお持ち下さい」と声をかけると「頂いてもいいのですか」とお持ちになる人が多いです。

    全員に声を掛ける余裕がないので、持って行かれる人は来場者の半分位ですが。

    パンフレットの編集とプリントは私の役目。中には展示品よりはプリントの方がきれいじゃあないですか…とか、前回に貰ったパンフレットは捨てるのが勿体ないのでまだ置いてあります…とか言われるとプリント者冥加に尽きます。会社で今回は都合で会場には行けなかったが、あのパンフレットはくれませんか…と言われるといそいそと持って行きます。

    毎日残部数を聞いて、翌日分が足りそうにないと、夜は追加プリントです。今年昨年よりは大分減りましたが、120部×5人分ほど出ました。インク代が大変です。

    話しがそれましたが、作品を見て説明を聞いて私の感激を共有していただき、それについてお話が出来て満足して戴ければ有り難いです。
    次項有
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