本日は、愛知県芸術劇場に来ています。
第16回 愛知県舞台技術者セミナー
「変革期の舞台技術とは Vol.2」
に、参加です。
初日の今日は、
小ホールにての、講義
10時から、主催者挨拶の後、
「舞台芸術人材の育成及び活用について~文化審議会文化政策部会の審議状況~」の、報告。
公立文化ホールの現状は、職員が定着しないため、ノウハウが蓄積されない。
人材も育たない。
アートマネージメントの充実が、不可欠。
舞台芸術人材の、育成、活躍の場の充実が必要。
指定管理者制度導入により舞台専門家の人材配置が、妨げられる傾向もある。
舞台技術者に、光が当たっていない現状が報告された。
この度、人材育成に初めて予算が形状されたのは、特筆すべきことだ。
どうしたら、予算が回ってくるか、考えるべきだと思う。
その後、
「社会の活力と創造的な発展をつくりだす
劇場法(仮称)の提言」
があった。
各文化ホールは、一体何をする施設なのか?を考え、生き残りをかけるべき。
専門人材を配置し、芸術を生み出す事業を行う施設である事を、明確にしていく。
単なる公の施設ではなく、ひとつの事業体と捕らえ、市に赤字補填してもらうのではなく、国や市に、事業の予算計上をしていく新しい時代になった。
そうは言われても、現状では、地方自治体のホールで、作品を創るのは無理。
よほどの意識改革と、人材の確保の予算を回してもらわないと、実現できそうにないように思う。
国が、劇場法を制定した時に、乗り遅れないようにしなくてはいけませんね。
愛知県舞台運営事業協同組合独自で進めていた、
「劇場管理運営技術者技能検定制度」
が、愛知県で資格として認定された報告で、午前の部は終了した。