一度目は時間を間違え、二度目は外出予定。録画をスタートさせて私は外出。家内に停止を依頼しました。帰ってゆっくり再生。世界の名峰マッキンリー。 植村直己氏が冬登山で下山中に遭難して不帰の人となった山です。 エベレスト登山はサウスコル経由ルートの記録は見飽きたが、マッキンリーは初めてです。 めったに人の入らない山かと思っていましたが、どうしてどうして。年間に千人は登るとのこと。今回見たNHK取材班記録は登頂まで23日掛かっています。しかしクレバスやアイスフォールでのセラックの落下、雪に隠れたクレバス、突風などの危険はあるが、技術的には格別の難しい所はないようです。急な雪斜面には固定ザイルが張ってあり、アセンダーを使って登りますがすぐに馴れるので難しくはない。 スタート地点のカルヒトナ氷河にはセスナ機かヘリで行きますが、そこには何機かが停まっていました。そこから10日ほどかけて氷河を登って着くキャンプ5にはメディカルテントがあり、通信装置、救護施設、気象用予報の機能があり、何人かのレンジャーが常駐。取材班は強風のためにそこで9日間停滞とか。 10日目にここを頂上に向かって出発したのは6パーティー40名、混雑しているとは言わないが、日本の剱岳なみか。そこからまだ4日掛かっているので大変。 技術的には問題ないと思うが、標高から見て呼吸機能に障害のある私にはいくらゆっくり行っても到底無理。繰り返して見て堪能しました。仕事でこんな旅行ができるならNHKに入ればよかったな。 デナリ国立公園の高原に右手に1本の道が奥に向いて走っており、左奥にマッキンリーが見える写真はよく見ます。一度実物を眺めたいものです。 第一回目の放送はモンブランでしたが、ここには食事付きの小屋があり、小屋から小屋へ1日でたどれるならテントや食料・炊事器具は持つ必要はないなので、気軽に行ける。ヒョッとしたら私にも。スキーヤーの三浦敬三さんは一部担いで貰って登ったそうだが、99歳では当然だろう。 第二回放送は南アメリカのワスカラン。これは名前も知らないので関心なし。マッキンリーは第三弾でした。 煙草さへ吸わなかったらなあ…と思いますが、後悔先に立たず、覆水盆に戻らず、こぼれたミルクは戻らない。これも人生。 |