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2011年04月13日(水) 

本日は、文化パルク城陽の話題。

城陽市文化芸術協会

の、皆さんを招いて、

舞台・音響・照明・説明会


が、ありました。



各分野の基礎の説明から、普段目にされない仕込みの段取りをお見せして、舞台への理解を深めようという、催しです。



中でも、面白かったのが、

照明のシュート棒体験の、コーナー。

照明さんは、細くて長く重い、

「シュート棒」

を、操って、高い所にある、照明器具の方向を変え、

対象物に、うまく光を当てるのですが、

これを、お客さんにやってもらおうというもの。



結果は、持ち上げるのがやっと。結局、うまくいきませんでした。



舞台の仕事は、とても時間を必要とします。

皆さんが客席で、普通に緞帳が上がった時、目にされる見慣れた風景に至るまでに、数多くの舞台人の、思いと、時間と、労力が必要とされます。



まず、お客様の要望を聞きます。

打ち合わせ作業。

短くても、1時間。

込み入ったものですと、2~3時間。

それも、数回にわたる事も、少なくありません。

その後、なるべく、イメージ通りの形にすべく、プランを練ります。

何百とある、機材を、効果的に配するべく、苦慮します。

特に、照明プランナーさんは、当日再生される、照明パターン、1つ1つを、記号化していきます。

多い時には、何百シーンにも及びます。

それを、ある程度予測して、調整卓に仮で、記憶させておきます。

そして、本番当日に、照明増員さんに伝える、仕込み図を作成。

その上で、催しの流れを伝えるための、進行表、転換図などを作成。

人数分、準備します。

これが、催しの数だけあるのですから、

考えてみると、準備が始まるまでで、相当な仕事量です。



本番当日は、まず準備に入る前に、増員さんと、資料をもとに、うち合わせ。

仕込み図に沿って、10人ほどの増員さんが、機材をひとつづつ、仕込んでいきます。

看板を吊ったり、だいを組んだり。



下準備がすむと、舞台のたっぱ(高さ)、間口(幅)、

吊り照明の高さを決めていきます。

そのあと、シュートという、照明を合わせる作業。

舞台の上、客席の上、舞台の横、地道な作業です。

サウンドチェックも、同時進行というわけにいきません。

仕込みには、時間がかかります。



それが、一通り済んだ後に、ようやくリハーサルが始められるのです。





リハーサルが、済んだと思ったら、上手く行かなかった所の手直しが入ります。

データーの修正、照明の当てなおし・・・。





そんな、説明を聞いていると、

「よく、そんな事が、できているな。」

と、自分たちの事ながら、我に返って、関心してしまいました。



最後まで、お客さんたちは、熱心に質問されたり、たいそういい催しになりました。



宇治でも、また、

「舞台芸術講座」


を、やらなければいけないなと、思いました。



















閲覧数1,410 カテゴリ日記 コメント6 投稿日時2011/04/13 23:59
公開範囲外部公開
コメント(6)
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  • 2011/04/14 07:43
    お疲れ様でした。
    Hづめさんの裏のご努力は本当に感謝感謝です。
    こうしてあらためて知ることができました。

    いつもありがとうございますっ!
    また舞台に立つことがあったら、しっかりと勤めあげたいと思います。
    次項有
  • 2011/04/14 22:50
    Kaorineさん
    私らオケは何時も当日数時間の滞在で、色々と調整をお願いすることは少ないのかもしれません。演劇系は本当に大変そうですね。高校時代に文化祭の劇の照明係をやったことがありますが、簡単な下打ち合わせだけでの本番、主役の頭を追っかけるのに必死でした。シナリオを読んでませんでしたし・・・。
    次項有
  • 2011/04/15 00:10
    >うさきょんさん

    いつも、ありがとうございます。
    出演者様の、暖かいお言葉は、本当に励みになります。

    「フォーエバーフォーク」でも、
    「グリンティーズコンサート」でも、
    「猫と暮らせば」猫愛好家講演会でも、
    「源氏かるた大会」でも、
    「中国音楽東北地方救済コンサート」でも、
    どんと来いです。

    宇治から、日本を盛り上げていけたらいいですね。
    次項有
  • 2011/04/15 00:32
    >Kaorineさん

    シナリオを読まずに本番が出来るとは、結構裏方の才能も、お有になるのかもしれません。
    何時か、ピンスポットを体験できる催しをする際には、
    ぜひ、ご参加ください。

    演劇、バレエ、コンサート。
    前日に、リハーサルを要する催しは、特に大変ですね。
    当日勝負の、吹奏楽や、
    Kaorineさんのオケは、事前の準備より、当日朝になってからの、ひな壇の位置、高さ調整がある事と、反響板を組むのに、一苦労ありますから、見えない部分で舞台大道具さんが、それなりに大変ですね。

    仕込み時間が、極端に無い事が多いのが、悩みの種です。

    次項有
  • 2011/04/15 22:13
    参加してみたいイベントです。

    裏方さんの大変さ、特に演劇は語りつくせないものでしょうね。
    ビッキーさんのお仕事があってこそ映える舞台。
    目立たずともやりがいのある仕事ですね。

    文化センターツアー。切望してます。
    次項有
  • 2011/04/16 02:43
    ダンボさん
    ビッキーさんは、お忙しいのに、いっぱい日記を書いてられて
    スゴイですね。いつも、有難うございます。MARI(*^_^*)
    次項有
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