まだ解決していない日本と他国の間の未解決の国際的な問題がいくつかあります。今回はまず 【日韓併合の評価問題】から 李王朝を有していた独立国家を日本が吸収合併したことは韓国にとってはさぞかし屈辱的なこであったでしょう。韓国側にもそうなる要因はありましたが、それを云うと韓国の人は反撥したくなるのも当然でしょう。 だれだったか日本は朝鮮を併合したことで、日本は悪いこともしたが韓国にとって良いこともした…と云って、辞職に追い込まれた大臣がいました。 この問題は日韓関係のアキレス腱になっており、多くの日本人は悪いことをしたが少しはいいこともした…と思っているのに言い出せないでいます。政府は繰り返し謝罪していますが、まだ足りないらしいです。 我々の孫の時代になっても謝罪し続ける必要があるのかしら。 熱心に反日教育をやった李承晩時代から時も経ちました。日本併合時代に生きた高齢者は当時を懐かしがり、併合時代を体験していない若い人たちが何かあると日本に反発していました。しかし韓国も経済的に発展して先進国に仲間入りしたような気配と共に大分大人になってきたようです。韓国の歴史認識を見なおそうとする若い韓国人の著作、韓国の歴史の教科書は事実と相違するところが多い…とする韓国の権威ある歴史学者も出て来、日本の映画、本なども次第に解禁されていく気配が感じられます。試合相手が日本だと判るといきり立つことも減ったように思います。竹島問題を除けば次第に消えていく感じですね。 http://www.sns.ochatt.jp/modules/d/diary_view.phtml…=&l=30 ![]() 8月15日、李明博大統領は「日本は未来の世代に正しい歴史を教える責任があり、そうしてこそ若い世代が未来に向かって一緒に歩んでいける」と光復節の式典で演説したとのこと。全く異論はないが、それ以上に強く韓国にも同じことが云えると私は思っています。彼の演説は国内向けのものだろうと解釈しています。 歴史認識や確認出来なかった事実の推定などには利害が伴うので、両国の一致は難しいかも知れない。両国の歴史への関心の薄い日本に較べて大きな悲劇となった韓国はともすれば自国側の責任は転嫁したくなるのは人情として当然であるが、そのためにぶれやすくなることも確かでしょう。 日本は韓国への思いやりを維持しつつ事実関係を確認し合い、食い違いは韓日両文献による実証で確かめ、続いて歴史認識の一致を試みる必要があるでしょう。歴史認識の一致は無理でも、できるだけ合うようにしてほしい。 孫の時代にはわだかまりが残らないようにしてほしいものです。 |