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2011年09月09日(金) 
   子孫の豊かな生活のために、潤沢な低コスト電力を用意しておきたい。

   それが原発よりは危険が少なそうな再生可能なエネルギー源であることが好ましいが、やむを得なければ原子力であっても構わない。より安全なものにするための対策は当然に必要でしょうが。

   輿論調査によれば日本においても80%以上が反原発だそうだ。大勢の人々が何か月も避難生活送ることになり、食べ物や水の汚染に騒いだりせざるを得なかった今回の事故を見れば、何が何でも原発はイヤだと思うことは感情論としては私にも理解できるが、何にでも理屈をこねたくなる私には目下の所はその考え方に組みすること出来そうにはありません。

   今回の地震で気仙沼港の漁船用燃料タンクが津波に倒されて燃料が流れ出て火災を起こし、大勢の人が焼け死んだ可能性のあることからみて、火力発電もかなり危険だし、小さい灌漑用ダムではあったがその破壊によって死者も出たことから水力発電にもリスクはある。水力発電所による被害はその川の流域のみだろうが、海岸工業地帯にある火力発電所の場合は、燃料の貯蔵量が判らないので計算のしようもないが、火災は東京湾や大阪湾全体に及ぶのではないかしら。

   今回は原発による直接的な死者は出ていない。放射能による今後の障害の発生は気になるが、多分大丈夫だろう。リスクの少ない発電方法の探求は好ましいが、そのために失うメリットの喪失も考慮に入れて検討するべきだろう。

   原発によるリスクなんて車の事故によるリスクよりは遙にすくない。

   原水爆や放射能事故による過去の累積死者よりも多い人(約40万人)が毎年1年間で亡くなっている。障害者はそれ以上に出ているだろう。
 (中国新疆ウイグル自治区の核実験で周辺住民19万人;実は79万人とも?が急性死亡したとの話しがあり、事実関係は不明だが、これを含めると大小関係は狂うかもしれない。)

  下記の資料の交通事故の統計表
http://www.stat.go.jp/data/sekai/14.htm#h14-04

   人類には原子力・火力・水力による発電方式のリスクを減すことも必要だが車によるリスクを減すことの方が遙に必要だと私は思います。現在車事故防止技術は進みつつあるが…。

   事故調査委員会の結論はまだ先のようだが、原子力安全委員会の指針で原発の設計の際に「長期間にわたる全電源喪失を考慮する必要はない」との指針が存在しないか、それを考慮せよ…となっていれば福島原発の事故は起こらなかった…と私は考えています。

   今後はより大きな天災にたいしても耐え得る設計が要求されるが、格別難しくはない筈だ。交通事故を予防したり太陽熱発電や風力発電を汎用エネルギー源に仕上げる方が技術的には高度なものであって遙に難しい…と私は推測しています。絶対に安全…なんて住宅・交通・道路・衛生・環境その他この世の全てにおいてあり得ないが、出来るだけリスクの可能性は減して置きたい。リスクの大きい方から退治してほしい。原発よりは車が優先だ。


   孫達の時代にはさらに社会の高齢化が進んでいる筈だから、道路横断のための歩道橋や地下歩道にはエレベータは必須でなければならないと思われるし、繁華街の歩道にはムービングウオークが欲しい。もう数年もすれば、我が家にも二階に行くためのエレベータが欲しくなるにちがいない。

   学校の全教室には空調をつければ、児童の学力も上がるにちがいない。高齢者のことを格別に注意しなくても熱中症に罹ることがない環境がほしい。

   積雪の多い都会では全ての道路下に融雪設備が必要だろう。

   農業も安全安価な作物輸出への対応のためにも野菜培養工場が増えて、空調や紫外線照射、栄養液循環のためのエネルギーの必要性が増すだろう。

   鉄道の駅のプラットフォームには転落防止用自動開閉式扉が義務づけられるようだし、同じものが信号付き横断歩道にも必要だろう。

   現在蔓延している電力節約ムードはこの1年位のことなら我慢するが、恒常的なものであってはならない。子孫達の時代には潤沢な電力で幸せな生活を確保してほしい。戦時中に「ほしがりません、勝つまでは」なるポスターをそこら中で見ましたが、ある目標を達成するまでの短期間でない限り無理です。

   原発使用に固執する理由もないが、何らかの手段で安価で潤沢な電力の確保はやっておいてほしい。日本の製造業が海外に逃げだ出さなくてもいいような電気料金で…。原発によるコストが高いのかそれ程でもないのか、これから詳細な検討がなされるでるでしょうが。苦労して少ない情報から試算された立命館の大島堅一氏の報告の再確認が必要です。


子孫を思いやる ;             未来①  
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子孫を当てにする ;             未来②
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子孫を当てにする(続)            未来③
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子孫の負担を減す(平均寿命を下げる)    未来④
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子孫に復讐する(老人の自活)       未来⑤
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子孫のために片を付ける(その一;日韓併合)  未来⑥
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子孫のために片を付ける(その二;慰安婦問題)  未来⑦
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子孫のために片を付ける(その三;南京虐殺)  未来⑧
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子孫のために片を付ける(その四;領土、戦争犯罪)  未来⑨
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子孫に迷惑を掛けない。(素人経済論)       未来⑩
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閲覧数1,580 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2011/09/09 00:11
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2011/09/09 08:11
    日本では、ダムの老朽化や砂浜の減少などの問題は、
    あまり報道されていません

    地味だけど、ダムにも危険性はあり外国ではダムの崩壊で、
    大災害になったこともある

    戦後造ったダムでもかなり老朽化してると思うんですけどね
    次項有
  • 2011/09/09 15:49
    鉛筆コッチさん
    【とっちゃん】さん

      コンクリートのダムも次第に強度が低下します。

       鉄筋コンクリートの建物も、使用材料にもよるが、寿命は30~100年といわれているようです。原発の建物もそんなものでしょう。

       欧州の石積の住居や檜製の和建築は数百年保つようですが、コンクリート製ダムは手を入れなければ精々100年位のようです。コンクリートはまだ耐久性があっても、土砂で貯水能力が無くなった後の役立たずのダムも決壊の虞はるので放置すれば下流は危険です。管理を続けるか、撤去するか…。

       何事にもリスクは付きまといます。


       撤去自体、技術的には難しくはないでしょうが、日本では未だ経験なし。今議論されている熊本県の荒瀨ダムが第一号になりそうです。工事によって下流に被害をもたらさないよう、目下方法を検討しているようです。

       撤去費用は当然に水力発電のコストに入る筈ですが、使用済み燃料の保管費用と同様に計算には入っていないものと推測します。ダム決壊時の被害者補償費用もね。

       日本に水力発電のダムがいくつあるのか調べていませんが、何100年かの使用済み燃料の保管費用よりはダム撤去費用の方が高そうな気もします。

    次項有
  • 2011/09/09 21:56
    コストなんてものは、お上が都合良く作りますから…

    黒部ダムなんか、撤去するのも補強するのも
    かなりの難工事だと思います。
    次項有
  • 2011/09/10 02:11
    鉛筆コッチさん
    【とっちゃん】さん

    悲しいですが、政府のデータは都合がいいように鉛筆を舐めているでしょうからそのまま信用する訳にはいかないでしょうね。

    各電力のコストについては、問題提起としては大島堅一氏のレポート
    http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo20…ryo1-1.pdf
    がいいでしょうが、計算されたデータとしては秋元佳吾氏のレポート
    http://www.rite.or.jp/Japanese/labo/sysken/systemken.html
    の方がいいと思っています。


    黒部ダムねえ。最終的にはどうするのですかねえ。
    次項有
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