日本ではもっと金融緩和をするんだそうだ。何のためだろう。日本はデフレの最中でお金がジャブジャブに余っている。品物は沢山あるのに需要がない。したがって生産量を落としている。設備投資は抑えている。金融機関にお金を存在させても使う人がいない。先行きに不安があるので、皆倹約してお金を使わずに貯金する。そこで企業は余っているお金を使って国外企業をM&A。今なら円高故、安く買える。
しかし、そのようなことによって一般人の生活に実質的に影響するとは思えない。
国内経済を活気付けるためには個人の収入を増やすことにより需要を高める必要があるのではないのか。そのためには産業界の仕事を増やし、それに関係する人たちの収入増に結びつける必要がある。もう貯金を増やすことを止めても、さらには借金してでもいいから何か買っても何とかなりそうだと思わせること必要である。
日銀が日本国債や外国債を買うのもいいが、重要なのは、産業の投資を増やすことではないのか。工場設備、原発(これは異論あるかも。勿論他の方式の発電も可能性のあるものは含めてよい)、鉄道、道路、灌漑、農場の整備・改良・統合、ダム、各種インフラ、等々への投資を奨励する必要がある。投資に対して免税するとか奨励金を出すことで活発化できないものか。エコポイントのような購買奨励策もいいだろう。いずれにしろ消費税を上げるまでにお金の流通を増やしてデフレを解消しておくことが必要なのではないか。
使用可能な総予算に不足があるなら、国を守るためには一時的にでも国外への各種資金援助を中断させてもらってもいいのではないか。八方美人を止めて、米国や中国のように自国の利益を第一に考えてもいいのではないか。
外国国債を買うことや国外でのM&Aなどは間接的に円安になるので好ましいが、素人考えでもっと直接的な策が欲しい。
ユーロの先行きに少し安心感が出て来て円が下がり気味になって来たのは結構だが、これは日本の政策に依るものではない。
日本の経済のプロ達がやろうとしていることは私には理解困難である。
学校で経済学の講義を受けなかった私が不勉強で経済原理が判っていないのか、はたまた日本が無策なのか。誰か教えてくれないかな。