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2010年05月01日(土) 
   4月17日のうさきょん日記でも少し書いた、30何年か前に作ってとてもおいしかったカレーのレシピが見つかりましたので、掲載します。

元ネタはホルトハウス房子 著 「カレーの秘伝」 (昭和51年11月30日 光文社)です。

   骨つきの牛すね肉は入手出来なかったように記憶しますし、スパイスも粉末でしか手に入らなかったものがいくつかありましたが、申し分なしでした。

   タップリ作ったので二日続けてカレーライスとなりましたが、二日目に方が美味しかったです。味が全体に馴染むのでしょうね。

   更にルーが余ったので、焼茄子に切り目を入れてルーにつけ込んで冷蔵庫で1日寝かしましたが、これも素晴らしいおいしさでした。

   これに匹敵する程に美味しかったカレーはネパールレストラン「クンビラ」でよく喰ったチキンカレーの内の何回かに1回あった位です。
http://www.khumbila.com/


   材料を揃えるのが大変であり、しかも前日からスタートするので、その後トライしていません。最近は毎日が日曜日に近くなっているので、また再挑戦するかな。

…………………

リッチなスープ

鶏ガラ        1~3羽分   
骨つきの牛すね肉   700グラム   
セロリの葉      1本分      
にんじん       半本       
玉ねぎ        小1個      
パセリの軸      1~2本
にんにく       1片
月桂樹の葉      1~2枚
タイム        少々
水          10~15カップ

 まず鶏ガラと牛すね肉をよく水洗いします。血がついてるとあくが出やすく、あくが取りきれないとうまみを消すので、鶏ガラは特に血合い、脂の部分を充分に洗って取り去ります。
 大きなストックなべに、鶏ガラ、牛すね肉、水を入れて煮立て、煮立ったら火を弱めてほぼ30分丹念にあくをすくい取ります。このときボールに湯を用意し、お玉であくをすくってボールに放し、お玉も洗う気持ちでするのがよいでしょう。途中3回ぐらい、ボールの湯を換えます。
 あくが出なくなったら、香料を加えます。最初から入れては、あくとともに香料のうまみまですくってしまうので意味のないことです。
 大切りにした玉ねぎ、にんじん、セロリの葉、パセリの軸、丸ごとのにんにく、月桂樹の葉、タイムを入れ、たまにぷ-つとくるくらいのごく弱火で、あくと脂を取りながら気長に(2~3時間)煮出します。つねに材料に湯がかぶっている状態で、仕上がりが三割方減る程度に煮ますが、途中、蒸発しすぎるようなら水を加えます。小皿に取って塩をばらばらと振り、飲んでみておすましのようにおいしければできあがり。日の細かいざるでこしとります。スープにする場合は、さらに、布巾を敷いて二度こししますが、カレーの場合は一度で大丈夫。細かいあくが下に沈みますが、これを使わなければよいのです。
 ただし、表面に脂肪分が浮いていると、やはり味をそこなうので、さめたところを密閉容器に移し、冷蔵庫に入れて脂肪分を固め、それを取り去ったところでできあがりとなります。
  すね肉は骨からはずして、フレンチドレッシングで和えたり、ポテトサラダに加えたり、あるいはそのまま塩、こしょうして焼くなど、いろいろに利用できます。


ビーフを使ったリッチなカレー

【材料】6~7人分
カレーソース
  玉ねぎ            大2個 
  にんにく           3片
  しょうが           2センチ角
  にんじん           2本
  セロリ            1本
  紅玉りんご          1個
  ラード            大さじ5~6
  オールスパイス、カルダモン    各3粒
  クロープ           5粒
  シナモン、ナツメグ、コリエンダー、
   フエンネル、メース    各小さじ1
  月桂樹の葉         2枚
  赤唐がらし         1~2本
  カレー粉           1/4カップ
  トマトケチャップ       半カップ
  ウースターソース      大さじ2
  塩             大さじ1と半分
  スープストック       7カップ
牛バラ肉            1キログラム
スープストック         適宜
じゃがいも           3個
プレーンヨーグルト       1カップ
レーズン            1/4カップ
他にカレー粉、ガラマサラ、
パプリカ、ラード、バター、塩、こしょう
     

   カレーソースをたっぷり一時間半はかけて煮込み、そこへ別なべでスープ煮した牛肉を加えます。市販のカレールーを使いなれた方には、なかなか手間がかかって大変と思われるかもしれませんが、 できあがったときのおいしさは格別です。このカレーソースをマスターすれば、あとはチキンカレー、シェリンプカレー、ポークカレーといろいろに応用できます。

【基本のカレーソースから煮始める。】

 それではリッチなカレーの基本であるカレーソースの作り方をご紹介しましょう。

   まず玉ねぎ、にんにく、しようが、にんじん、セロリは皮をむいて薄切りに。りんごは皮つきのまま四つ割りにして薄切りにします。
   次に厚手のなべにラードを熱して玉ねぎ、にんにく、しようがを中火弱で約30分いためます。
   このとき焦がさないようにあめ色になるまで気長にいためるのが最大の秘訣です。
   ここへにんじん、セロリ、りんごを加えてさらに各種の香辛料、カレー粉、トマトケチャップ、ウスターソース、塩を加えて10分ほどいためます。ここへ香りをつけるためにオールスパイス、カルダモンをつぶしたものと、種を取った赤唐がらしを加えます。
   材料に脂がなじんだら、なべ肌を洗うようにスープストックを加え、強火で煮立てて火を弱め、浮いてくるあくを取り除きます。

   なべにふたをして中火よりやや弱めの火で一時聞から一時間半ほど煮込みます。煮上がったら、あら熱が取れるまでそのままおき、粒状のスパイスを取り除きながら、日の粗いこし器でこしてできあがり。できれば裏ごしした状態で一晩ねかせてください。味がなれてさらにおいしくなります。

【牛肉は柔らかく煮てからソースに加える】
   牛肉を最初からカレーソースで煮込むと、カレー粉などで身がしまり固くなるので、別なべでスープ煮して加えます。

   牛バラ肉は1個50グラム大の角切りにし、水気をふいて塩、こしょう、カレー粉:ハブリカ少々をまぶします。なべにラードを煙がたつまで熱し、牛肉を並べて丹念に裏返し、一つ一つ焦げ目をつけて別なべに取り出します。ここにスープストックをひたひたに加え、ひと煮立ちさせてあくを取り、あくが出なくなったらふたをして、肉が柔らかくなるまで充分煮ます。
   カレーソースを温めて、牛肉、面とりして4~5センチ大に切ってゆでたじゃがいも、レーズンを加え、中火弱で焦がさないように、ときどきなべの中をかきまわしながら約30分煮ます。

   煮上がったら味をととのえ、プレーンヨーグルトを加えてさらに10分ほど煮ます。おろしぎわにバターと基礎香料のガラマサラ各少々を入れてふたをし、香りをこもらせて仕上げます。

閲覧数2,162 カテゴリ日記 コメント8 投稿日時2010/05/01 12:26
公開範囲外部公開
コメント(8)
時系列表示返信表示日付順
  • 2010/05/02 00:59
    鉛筆コッチさん
    korochanさん

    これを食べれば、そのうまさに気が遠くなったり絶倒したりするかも知れませんよ。

    しかし、お湯を沸かして固形のカレールーをチャッポンと入れるだけのカレーとは手数も大違いですね。

    私は平素はもっと簡単な、五分間お湯につけるだけでいいカレーが専らです。
    次項有
  • 2010/05/02 00:53
    鉛筆コッチさん
    イアンさん

    書かれた通りにやれば誰にでもできますから、優越感や劣等感と無関係です。面倒がるかどうかだけです。

    何が面倒で何が面倒でないかはその人の嗜好性次第です。

    このレシピを長期に亘って研究して、私が作り出したのなら、自慢にもなるでしょうが。
    次項有
  • 2010/05/02 00:48
    鉛筆コッチさん
    うさきょんさん

    ネットで見たら、まだこの本は出ているようです、改訂があるか知れません。

    この本には他に16種のカレーライス以外に沢山のカレー料理のレシピが乗っています。

    カレーに使用するスパイスの多くは漢方薬でもあり、これに嵌っても身体にいいはずですよ。

    上記レシピは「日曜日、男が作るリッチなカレー」の章に出ていますが、女性だって問題なしです。
    次項有
  • 2010/05/02 00:34
    鉛筆コッチさん
    スタンレーさん

    そうですね。一大事業ですね。私はゴキブリ亭主ですが、まだこれを覚えているのですからね。達成感が大きかったのでしょう。
    次項有
  • 2010/05/01 21:06
    korochanさん
    だんだん気が遠くなってきました。

    でも、それに近いカレーを昔作ったことがあるような
    確かに、鶏がらでスープ取りました。
    次項有
  • 2010/05/01 20:12
    イアンさん
    こんな日記を読むと劣等感に苛まれる気の毒な旦那さんも居るんだよね・・・えっ!・・・ 小生だけか?・・・
    次項有
  • 2010/05/01 15:21
    こんにちは。

    うわ~!すごいレシピです。
    読み進むうちによだれが出てきました。
    でも確かにこれを作るのは大変!
    紅玉リンゴがまずありません(そこかいっ)
    でもこれができたら、今まで食べたカレーはなんだったのかと思ってしまうでしょうね。
    レシピはいつか試せるように保存させてくださいね。
    いつって・・・わかりませんが・・・でも試してみたいです。
    次項有
  • 2010/05/01 15:20
    すごい・・・一大事業ですね。
    次項有
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