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2007年10月25日(木) 
不二家、白い恋人、ミートホープ、赤福、比内地鶏…。皆さん大変です。皆さん、コストを下げようと大変なのです。これこそ企業の合理化です。
 行きすぎて法律を踏み外したり、詐欺紛いのこともなさっているようですが、社会への被害は目下なし。ミートホープや比内鶏の製品がよその製品より不味いとの話しも見あたりません。そう有意味では工夫して旨くやったと言うべきか。

 違法行為や表示の改ざん、材料の偽装は別として、私企業はどこもコストダウンに血の滲むような努力をしているのです。裏の白い紙はメモ用紙または試しプリント用として再利用。コピーは原則裏表使用。包装クッション材はプチプチとつぶして欲求不満対策などにはせずにまとめて保管して再使用。電灯は一つおきにしか付けない(電球をはずしておく)、食事休憩時は電灯や空調は消す、購入品は必ず複数の見積もりをとって比較検討する、等々。

 回収品や期限切れのものを廃棄するなどはもってのほかです。どうやって再利用するか、皆必死です。社内でアイデアを絞り、可能なものから実施です。努力によって得られた会社の利益を皆で喜び合うわけです。
 赤福では40年も前から、回収した赤福餅を餡と餅に分け、それぞれ再利用。立派なものです。まさにモッタイナイ精神が昔から有ったわけです。安全性に十分に気を遣ったかどうかは気になりますが、被害がなければまあまあです。

それに較べてお役所の仕事っぷりはどうでしょう。コンピューターへのデータインプットは疲れるとかで、1日のインプット量を少しでよいことにしたいとか休憩をタップリ取りたいとの労組の要求を親方日の丸の管理層がOKし、サボリ放題。しかもインプットデータは、振り仮名が判らないものはいい加減に振ったり飛ばしたり、間違いのチェックなし。私企業では考えられもしないずぼらさです。自分のやった仕事に対する誇りなどは全くなし。多分よくやったと言う喜びもないでしょうね。 それで5000万件のチョンボです。

 うわさによれば自治労の反合理化闘争の一環だったとか。そこまで考えたくはありませんが、ムダを省いてコストを下げよう、合理化を進めよう、仕事の効率化を図ろう、そのために知恵を出し合おうとの必死の努力(私企業の常識)は全くなかったように思います。
 考えることは請求書を水増しして裏金作りに励むことくらいでしょうか。
 勿論、中には私企業並に頑張っているお役所も多いでしょうが、またそうでなくては困りますが、一般的には努力や知恵の出し方が低いようです。

 民営化される社会保険庁の職員は赤福にしばらく丁稚奉公にでも行くべきです。血の滲むような合理化闘争のなかで、多くを学ぶべきです。カンニングまでも学べとは言いませんが。
回収品が多ければ徹夜してでも餡と餅を分ける作業を見習ってほしいものです。5000万件のミスが明らかになって始めて残業容認とはとんでもない話し。昼の仕事の上に週に2~3回の宿直をこなす総合病院の医師を見習ってほしい。

だからこそ、社会保険庁に限らずお役所仕事は可能な限り民営化です。ここをやり遂げないと組織の存続があぶない……との危機状態を通り抜ける経験を持つことが必要です。親方日丸精神では何もできないと考えます。

閲覧数1,927 カテゴリ日記 コメント8 投稿日時2007/10/25 00:30
公開範囲外部公開
コメント(8)
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  • 2007/10/25 06:15
    Iさん
    被害さえなければ何をやってもいいいのかな。
    信じて買った消費者を裏切る行為はどうなんでしょう。

    赤福はもう誰も買わないでしょう。
    そして、赤福を作っていたパートのあばさんたちが最初に首を切られる犠牲者になるでしょう。
    次項有
  • 2007/10/25 09:18
    民営化が必ずしもいいとは思えないんですがね。
    役所仕事も報道される部分だけ見ればそうですが、
    私の友達の旦那さん(キャリア)など、一ヶ月に一日しか休みがないまま働き続けてますよ。

    赤福に関して思うことは、「あんこは傷まないもんだな」ということですかしら。

    比内鶏、ミートホープは許せない。生ものですから・・
    歪んだ見方かな??
    次項有
  • 2007/10/25 10:16
    イアンさん
    コッチさんに共感するところ多々あります。私も“私企業の血の滲むような努力”を経験して来ましたから。ただ、昨今の風潮を見ていると、“是は是、非は非”の判断が出来ない人が増えているのかな?この点我々一人ひとりが自戒せねばなりませんね。
    “企業家は金儲けしか頭に無い”、“役人は税金の無駄使いばかり”と言ったマスコミに踊らされて、付和雷同的に理不尽な誹謗中傷に組しないよう自戒したいものです。
    ※ “マスコミに踊らされて”なんて表現も、付和雷同的中傷かな・・・自戒自戒。
    次項有
  • 2007/10/25 10:20
    赤福も正直に再利用品をリサイクル表示で売ったら、
    立派なエコ企業?

    比内地鶏、ミートホープも、偽ブランドで売るからアカンので
    廃鶏やカウミートの再利用で、おいしいのであれば、正直に売ったらリサイクル企業なんですわ

    根本に騙しがなければ・・・が前提条件ですね。
    嘘は商売で一番やっちゃアカン事やと思いますねん。
    次項有
  • 2007/10/26 02:42
    鉛筆コッチさん
    皆さん

    コメント有り難う御座います。だましや信用を裏切る行為は勿論だめです。ただ、私はいつも権力を持っている霞ヶ関は何をやってんだ…自分の回りのことからきちんとやってほしい…との(やや偏向している?)立場でものを見ているとご承知ください。
     このような書き込みはお茶っ人には向かないかな…とも思いましたがやってみました。

    バクさんへ

    私が一番気にしているのは、安全確認がどうなっているのかです。改ざんされた消費期限が十分安全といえるのかが問題です。出荷基準ぎりぎりに近づくと、検査個数を増やして、全体として問題ないことを確認するのは品質管理の常識です。その確認有無が報道されていません。表面的なことよりも、消費者安全の方が重要だと思っています。被害がなくても被害の可能性を高くしてはいけないと思います。

    うさきょんさん

    勿論、全てのお役所が問題とは思っていませんし、本質的に民営化できないお役所も有るでしょう。私も使命感を持って一生懸命やっているお役人を知っています。しかし親方日の丸意識が効率やコストを考えようという習慣を失わせている役所が多いと見ています。私企業を取り締まるばかりでなく、見習うことも必要であると考えます。

    イアンさん

    誹謗中傷はいけませんね。私のコメントはややその気配ありですが、意識的でした。何となく言わずにはおれませんでした。しかし多分、理不尽ではないと思っています。
     “企業家は金儲けしか頭に無い”、“役人は税金の無駄使いばかり”とは思っていませんが、企業を弁護すれば、儲けるどころか生き残りに必死だとも言えます。企業の存在は社会に貢献しているとの前提に立てば、存続に必要な利益の獲得は当然ですし、そのためにQCサークルなどでパート、社員が一丸となってコスト切りつめに励むわけです。存在が悪の企業は論外ですが。
     税金の無駄遣いの方は…言いたいことはありますが、取りあえずは会計検査院にお任せです。

    【とっちゃん】さん

    むいた餡を出荷した先では加熱殺菌してから使用していたようで、リサイクルとしてはよかったように思います。但し回収品とは知らされていなかったとのことで、それが本当ならこれも騙しでしょうね。

    比内地鶏、ミートホープも内部告発ではじめてバレルとは立派なものです。いい味に仕立てようと苦労したのでしょうね。そこを強調したかっただけです。消費者の怒りには騙された…もあるでしょうが、見抜けなかった自分への怒りもあるのではないかと推測します。

    いくら美味でも騙しはいけませんね。比内地鶏や牛肉よりもおいしい、グルメ向きの商品とすべきでしょうね。
    そうして比内地鶏や牛肉よりは値段を高くすればいい。私など、同じようなものなら高い方が旨いだろうと思っている単純な消費者は買うでしょう。

    社長がオーナーだと問題が出やすいようですね。企業の利益よりも社長の儲けに繋がりそうです。

    こちらは不二家、白い恋人、赤福と騙しは共通ですが、安全性には関係しませんね。
    次項有
  • 2007/10/26 03:26
    鉛筆コッチさん
    イアンさんへの追記

    念のために「誹謗中傷」についてWikipediaで調べました。
    Wikipediaは単なる勝手な書き込みであって、必ずしも正しいわけではないようですが。
             …………………

    誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)とは、他人をそしり(誹り・謗り)、あるいは根拠のない悪口を言うこと(中傷)。嫌がらせの一種。

    政治的な公式の場では「そしり」「悪口」とは言わず「誹謗中傷」がよく用いられる。法的場面では「誹謗中傷」そのものではなく、その結果としての名誉毀損、侮辱、信用毀損、業務妨害が罪に問われることとなる。
             …………………
    私は社会保険庁をののしったつもりでいましたが、また一方的な見方ではありますが、根拠がない訳では有りません。嫌がらせはありますが、上記によれば、単なる悪口ではなく提案(と言ってもいいかどうか)を含んでいます。誹謗中傷ではないようです。

    但し、言い過ぎは反省します。言い過ぎを承知で書き込みましが。(反省になっていない?)
    次項有
  • 2007/10/26 09:47
    イアンさん
    コッチさん

    >このような書き込みはお茶っ人には向かない<なんてことはありません。営業活動、宗教活動、政治活動以外はOKですから、どんどん自由に書き込んでください。コッチさんの日記をめぐってのお茶っ人仲間のコメント、とても嬉しいです。
    次項有
  • 2007/10/26 10:12
    >但し、言い過ぎは反省します。言い過ぎを承知で書き込みましが。

    極論だからこそ、コメントがつけやすかったりするのです。
    そういうのも有りやと思います。
    次項有
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