互いに相手のマニフェストの非難合戦。相手の攻撃に対してすぐに反撃コメント。自党のPRだけやっていればいいのに、実にはしたない。
それでも今日あたりは少し落ち着いたかな。
相手の党のマニフェストの欠陥を選挙民は気付かないだろうから、精一杯に荒立てて、相手への票を減らそうとの魂胆。ある意味では一般人をバカにした思考。
相手ののマニフェストを褒める競争でもやればいいのに。
我々も同じことをマニフェストに取りあげたかったのだが、どうしても実行可能な予算の手当ができなかった…とか、党内の意見が割れて一致が得られなかった…とか。先方はそれができたものと思える、立派なものだ…と。そうやればマニフェストの裏も見えて来、我々の関心も出てくるし、場合によってよく詰めていないで取り上げた相手への皮肉にもなるだろう。
醜い争いは自らを貶めています。投票の前にそれぞれのマニフェストをチェックしようとのする気持ちになれません。こんなことをやっていて、選挙が盛り上がるとか、日本がよくなるとか思っているのかしら。
10年後、20年後の日本をこのようにしたい…との夢でも掲げてくれればもう少し関心が持てるのに。
どちら側のマニフェストも、将来のためにこれこれを改革したいから、しかじか点について少し苦しくなるが国民に皆さんはしばらく耐えて欲しい…と行ったような口に苦いものはないようだ。当面の甘いものばかりだが、果たして良薬かどうか。
自民党の方はこれまで施政側だったから、その実施能力の低さはもう判っている。
判らないのは民主党。
施策の財源は無駄遣いをなくすことで手当できるのだそうだ。民主党がムダと考えることが私も同意できるかどうか、確認できるようにして貰わないとチェックできない。ムダを省くのは当然だが、ムダかどうかの判断基準が問題です。
公共事業費は21年度予算7.9兆円中1.3兆円がムダ、人件費5.3兆円中1,1兆円が引き下げ可能……等々で合計9.1兆円がムダもしくは不要不急とされています。
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2009/pdf/mani…o_2009.pdf 
第4頁参照
それぞれに説明はついていますが、2行ほどの説明では、本当にムダもしくは不要不急かどうか、私が評価することができない。各項毎にそれを省いた時のメリット、デメリットを挙げてその軽重を評価し、その中のどれだけをムダとしたかの過程を何頁も使って記載してもらわないと私には判断できません。したがって、財源は確保されているとの主張を現状では私は受け入れる訳には行きません
投票に行くのは国民の義務だそうだが、行って投票すれば、どちらに入れても何年か後に後悔することになるのは目に見えている。
候補者の名前以外に、「支持候補者なし」とに記入が許されれば私は喜んで投票に行くのですが。そうすれば政治不信に陥った人達も行って「支持候補者なし」投票率は大幅に上昇するのではないかしら。9割の人が「支持候補者なし」とし、候補者は残り10%の票を取り合って当選者の獲得票はたった数%だった…なんてことになると政治家はおおいに反省するだろうな。いやしないかな。勝った!で終わりかな。