だって、琉球や蝦夷の独立も独自文化も消し去った日本にチベット問題を批判する権利があるのだろうか?
北方領土問題もアイヌが独立する為に必要なら指示できるが、ロシアも日本も目糞鼻糞だと思うからね。
ダライ・ラマは過激派と中国の中間に立って両者に暴力中止と中国政府首脳との話し合いを要求、英国はダライ・ラマとの会談を予定(皇太子も)、EUは北京オリンピックの開会式のみのボイコットを検討(仏外相提案)、台湾は親中寄りの国民党までも北京オリンピックのボイコットを検討、米国は中国の自制を求めダライ・ラマとの対話を要求したがオリンピックのボイコットはしないと表明、これに対し米政府職員が公費で北京五輪に出席することを禁じる法案を近く下院に提出する方針、またペロシ米下院議長がダライ・ラマ14世と会談し支持を表明(要するに米政府の態度は内部で批判されている)、ドイツ外相は情報隠しを非難(隠すどころかウソを発表)、経済協力開発相は暴動が続くようなら五月に予定されているユーロ借款についての中国との政府間交渉を中止すると声明、内部に少数民族などの独立問題を抱えたロシア、スペイン、トルコなどはむしろ中国を応援。人権侵害と経済的搾取の少なくとも一方が続く限り、反政府運動は続く筈だ。 チベット独立の主張をとっくに放棄したダライ・ラマと話し合う気持ちは中国政府にはないようだ。 日本への靖国神社参拝問題に中国が口を出すのは内政干渉ではなく、武器によりチベット騒乱を押さえ込もうとして死者を出していることに抗議をするのは、内政干渉になる…との理屈は私には不可解。単なる意思表示の表明は反政府的なものでも許可されるべきだし、自国民に対するデモが暴れ出しても、警察もしくは軍が自分たちの生命が脅かされない限り催涙弾や放水以上の行動を起こすべきではない。僧侶がデモを届け出ても許可されないことは目に見えている。今回のが許可されているなら見直すが。政府による自国民に対する人権侵害問題に対する国外からの批判を内政干渉との反論していいならほとんどの人権問題は防げない。 内部に独立問題のない日本は周囲の顔を伺っている最中なのか、非難も応援も未だになし。ダライ・ラマとの対話を求めるとの記者会見でコメント、中国の高官との話題にはならざるを得ないとのみ表明。要するに意見が言えないのだ。野党もコメントなし。主体性のない日本。 ガソリン税など、生活に密接に関係するものの(我々の生活費、地方財政、地球環境)どうでもいい問題だが、チベット問題は人類の正義の問題であり、事の重みが全く相違する。 このまま暴力行使を続けるようなら開会式のボイコットを検討したいと言う位はしてもいいのではないかしら。メダルを賭けて努力中の選手達をガッカリさせることもない。 私としては占領後に多数入ってきた漢民族がチベットから出て行って、チベット文化の破壊と経済的搾取を止め、昔のチベットが戻て欲しいのです。政治形態は自治であっても独立であってもいい。それが叶えば是非旅行したい。非常に利己的な希望です。どうも可能性が高いという気はしませんが。 建設した鉄道や空港などは置いておいて貰ってもいいが、得られた収益は漢民族ではなくチベット民族に還元されるシステムの構築がほしい。それが出来れば喜んで利用させて頂きましょう。 |