世論調査でほぼ8割を占める脱原発派の人たちは子孫を放射能の危険に曝したくない…と思っている。一方私は、放射能の脅威は怖くないわけではないが技術や社会システムの今後の進歩でかなり防げるだろうから我慢する(少数派のようです。私にはLPGタンク基地や水力発電用ダムも事故れば原発に劣らず怖そうに思える。)が、今の生活を知ってしまった孫達の生活をあの不便な戦前に戻すような可哀想なことをしたくはない…と思っている。両者それなりに違う方向から子孫を思い遣っているわけです。 しかし、皆は何代先までを思い遣るのでしょうね。ひょっとして曾孫は見ることがあるでしょうから、曾孫が辛い思いをしさえしなければいいでしょうから、精々100年先までしょうかね。 巨大彗星が地球と衝突することはどの位前から予測できるのでしょうね。今から100年間は無事だ…と云えるのかしら。それが云えなければ、人類が滅亡しているかも知れない100年以上先を思い遣っても意味がないような…。 100年先にはウランがなくなるようですから、現在の原発はなくなるね。我慢もそこまでだ。ウランよりは危険性が少ないトリウムの原発技術は完成しているかな。100年先では化石燃料は枯渇しそうにはない。 太陽発電も技術革新が起こって、日照時間が少ない日本でも普遍的な電力源として使えるような技術が数十年後にでもできていればいいが…。曾孫の時代には太陽発電でなくても新しいエネルギー源が見付かって使用できるようになっているかも…。日本政府も開発を促進させる気持ちはあるようだから、可能性はあるだろう。米国政府は日本の本気度を疑っているようだが…。 地球温暖化が進行すると、海に解けている炭酸ガスは空中に放出されるし、炭酸ガスよりは温暖効果の20倍大きいメタンシャーベットも気化するから温暖化は加速する。さらに石油が枯渇してメタンシャーベットを地下や海底ら採取するとかなりの量のメタンが大気に漏れるだろうから、温暖化効果は大幅に増えそうに思える。あまり使ってほしくない。しかし、今から5℃上昇した位では人は問題なく生存出来ますね。冷房のための電気必要量は今よりも大幅に増えているでしょうが。 1990年から2100年までの間に平均気温が1.1ないし6.4°C上昇だそうだから、曾孫までは大したことなしか。 武田邦彦氏が面白いことを云った(さすがにこれはTVでは云えませんとの前置きで)。孫の時代には日本と中国は交戦するだろう。中国は温暖化ガス排出規制はやろうとしない。日本は今から化石燃料をどんどん使って炭酸ガスを沢山放出するとよい。日本は周りを海で囲まれているからほとんど温暖化しないが、中国内陸ではもろに影響を受けて国力が弱まるだろう…。日本に原爆を落とした、やはり温暖化ガス排出規制をやらない米国も内陸部は同じだろう。米国への恨みを晴らせる。 面白いが中国奥地といえば、漢民族に虐げられているチベット族やウイグル族の居住地だ。中国の原爆実験の放射能で大勢が亡くなった…と聞いている。その人たちを虐めるのは気が引けるね。 我々もしくは親の時代の米国への恨みを曾孫達の世代で晴らして貰うか…。 子孫に恨みを引き継いでもらうのもチョッとね…。子孫達にはそのような恨み心を持つことなく各国と仲良く暮らしてほしい。 武田邦彦氏の話しは単なる冗談としておこう。 |