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2011年09月08日(木) 
7日の催しは、宇治市連合喜老会主催の
「第46回老人大学講座」
明日まで、連続3日間、宇治市文化センター大ホールで10時より開催されます。

初日は、開校式で、宇治市歌を歌ったあと、
立命館大学国際平和ミュージアムの、
安斎 育郎 名誉顧問をお迎えして、
「原発と環境・その後の福島」
と、題して、ご講演いただきました。

安斎先生は、9人兄弟の末っ子。
原子力法学科1期生として、原子力のエキスパートとして、今日まで原発の不安を科学的に訴えてこられました。

以下、講演内容を、簡単にまとめてみました。


今、京都が、安全かというと、そうとも言えない。
福井県の原発が、異常をきたすと、琵琶湖の汚染も含め、心配。
101マイクロシーベルト(レントゲン50回分)が、福島原発の、放射線の影響。

<確定的影響>
1000ミリ シーベルト、浴びると、吐き気、下痢
4000ミリシーベルトになると、半年以内に死亡
7000ミリシーベルトまで、被爆すると、すぐ死亡!
<確率的影響>
被爆すると、癌や、白血病になる可能性が増える。
放射線癌当たりくじ=宝くじ
ふたつは似ている。
・宝くじは当選日が決まっているが、癌当たりくじは、生涯有効、譲渡禁止。
・東京電力に、癌当たりくじを無理やり買わされたようなもの。
しかしながら、1等宝くじの当選確率500万分の1程度。
通常に生活していても30%は、癌で死ぬ。
100ミリ シーベルト浴びると、癌で死ぬ確率が、35%にUPする。
5%UPするだけだが、放射線は、浴びないに越したことはない。
食卓の、放射能汚染は、化学的に怖がりましょう(風評被害の防止)。
食品に添加される心配のある、セシューム137を除去するには、表土(農地)を数センチ削りとるとよい。
それを実施している、福島の農家もある。

★事故がなく普通に生活していても、天然の被爆は、0.2ミリシーベルトある。
それくらいなら大丈夫。


1972年から、ずっと国の原発政策に、反対してきたが、原発至上主義の日本では、聞く耳を持ってもらえなかった。
4月に江川祥子さんと、福島に行った。
<福島に行って、思う事>
活動が、実らず残念、申し訳ないばかり。
一刻も早く、汚染された表土を、削り取り1000年後まで、埋めておかないといけない。
莫大な経費をかけて、汚染された土を、取り除いていかなければならない。
福島の人は、どれだけ被ばくしてしまったか?
早期に検査して、早期に癌発見、治療する体制をとる事が大切。


原子力発電の起源は、
アメリカが、1954年ビキニ水爆実験(15メガトン)をやった。
  ※第2次世界大戦」の火力は、原爆や、砲弾、全部合わせても、3メガトン程度。
その年ソ連が、原発を実用。
アメリカが、安全もはからず、爆弾から流用転換して、ソ連に追従したことにはじまる。

1956年のアメリカの報告、事故が起こると、70兆円の損害がでるとのこと。
原発への警告を、日本政府は、聞く耳を持たなかった。
それだけでなく、原発反対者を、隠ぺいしてきた。

<日本政府、電力会社への警鐘!>
・隠すな、嘘つくな、過少評価するな。
・真実を正しく伝える。
・廃棄物を処理するのを、未来にゆだねるのか?
・原発をどうするのか?
・原発は、100年かけて廃絶するべき。
・エネルギーの身代わりをどうするか?
・太陽光発電や、風力発電に転換していく。
・原発にかけてきた費用の転換をすればできる。
・電力貯蔵システムの開発をせよ。
・用水式発電所の設置(余った電力で必要な時発電)喜撰山ダムのようなものか?

<使用電力を減らす>
・自動販売機を減らす
・アルミ缶・スチール缶の廃絶
・自動ドアなどもなくす

<法制度の改革>
止めるにしても、続けるにしても、100年の計画が必要。

人は、なぜだまされるのか?
見えないところまで見ている。
安全なところだけ見せられて、だまされないように。
と、締めくくられた。

原発を止めるにしても、燃料は冷やし続けておかなくてはいけないので、莫大な電気代がかかるとは、思いもよらなかった。
原子力は、過度に怖がらず、それでいて、相当な覚悟で、付けを支払って行かなくてはいけない。
人類の過ちは、正していかなくてはいけないと、感じた。

閲覧数1,028 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2011/09/08 04:30
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2011/09/08 07:51
    korochanさん
    はい、レポートありがとうございます♪
    次項有
  • 2011/09/08 10:33
    NOSSYさん
    有意義な講演だったようですね。
    原子力の利用をやめるとして、では我々市民はこれからの生活をどう変えていくのかが問われます。
    現在全国の発電量の約30%を原子力発電が担っています。
    それを再生エネルギーに転換するにしても時間がかかるでしょう。
    電気を使うことが当たり前になっている私たちの生活を、電気を30%近く削減する覚悟と実行を示して原子力発電の施策に向き合うことが求められます。
    次項有
  • 2011/09/12 08:29
    生活を、電力を使わない方向へ転換・・・・。

    電力を消費して、催しを行う現状から、難しい問題です。
    省エネ家電のような、いろいろ、工夫が必要ですね。
    次項有
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