久しぶりの京都通院。帰りに博物館の出雲大社展に寄った。
古代史ファンの私は帰省(山口)のおりに何度か出雲大社にいっている。銅鐸大量発掘の際も、日本中のモノより沢山の銅剣がでた荒神谷遺蹟も行った。でも今度出た出雲大社の宇豆柱は未だ見てない。現物が出展されるというので歓び勇んで入館した。
博物館旧館の中央ホールに宇豆柱と大社の模型が展示されていた。この部屋のみ写真撮影OK、国民の心を吸い上げる開かれた博物館と感動。皆さんにも紹介できる。
出雲大社は古謡に「雲太和二・・・」とあるように東大寺より大きい建築だったといわれてきた。その高さは96m説や48m説があり、今回の模型は48mのモノを1/10にした模型。それに相当する成人の人形を参考に配置している。高等学校の製作とかで少し荒っぽい所もあるが、出展は大成建設の設計図(出雲の資料館にはもう少し小さいが大成建設が設計した48m説の模型が飾られている)だろうから安心だ。
正面の長い階段の途中に人形が置かれていて雰囲気が分かる。社殿の柱の根元にも人形があって、柱の巨大さにビックリする。そんな巨大な柱は考えられないから雲太説も怪しいとなっていたのに、それが十分可能な柱が出てきてしまった。それが今度の宇豆柱である。1mを超える丸太を3本輪っかで締め上げ、超巨大な柱にしていた。創建当時ならもっと巨大かも。96m説もむげに出来なくなった。
その辺り写真でお楽しみ下さい。宇豆柱は湿気が要るためガラスケースの中にある。