今朝未明、福岡博多の整形病院にて火災が発生し、8名の入院患者と元院長ご夫妻が
死亡、他に5名の重軽傷者が出る痛ましい惨事が発生した。亡くなられた方はいずれも
65歳以上という。
出火原因の特定は調査中なるも、テレビでの消防署の見解としては 1)初期消火
がなされなかった。 2)消防署への通報が遅かった。 3)各階毎の防護シャッター
が機能してなかった。等が問題としてあげられていた。
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少し前ですが、自分の身近でも火災が発生しました。
7月12日(金)午前10:00頃、自宅マンションで突然けたたましく非常ベルが鳴り響
いた。5~6秒の間は「はて?防災訓練がある日だったか?」と家内に聞くも、その予定はないという。
様子を見に室外に出ると隣りで「誰か!助けて!」と叫んでいるではないか。隣の
奥さんだった。家の中が燃えているという。天ぷら油が過熱着火したらしい。
とっさに、あたりを見回したら少し先に消火器が目に入ったので、それを持ち隣の
家に飛び込んでいった。部屋の中は真っ暗で、台所と思われる箇所に真っ赤な炎が2
か所上がっていた。
消火剤の放出時間は極めて短いという感覚が頭にあったので、何とか1本の消火器で
2か所の火が消えてくれることを念じながら必死で消化にあたった。30秒ほどで消火
剤がなくなったが2か所の火は消えたようだ。
が真っ黒い煙の中で気が付くと奥さんが幼児を抱いて奥の部屋で動けずにいるではないか。むりやり引っ張って室外に連れ出して事なきを得ました。
いつ再発火するかと、気がかりでしたが数分後消防署が到着し引き継ぐことが出来ました。消防署の話では天井に穴が開きかけておりもう少しで階上に燃え移ったらたいへんなことになっていた所だったとのことでした。
そういうことで、後日吹田消防署から消火活動と人名救助で表彰をされ、新聞にても
掲載されました。
大阪日日新聞
昔、勤務先で色々な形の消火訓練をした時の感覚が身についていて、とっさに体が動いたことは幸いでした。
(営業畑の義弟は目の前で火を見ても自分はとっさには消火器は使えないかもと云っていました。)
皆さん、くれぐれも火の元にはご注意ください。
消火器の場所確認と使用方法も再確認してください。