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2012年03月22日(木) 
   東日本大震災では発災以降、心不全をはじめ、ACS、脳卒中などの循環器疾患が有意に増加していたそうです。


   心不全、ACS(急性心筋梗塞と狭心症)、脳卒中、心配停止、肺炎のすべてが有意に多かった。

   沿岸部の内陸部に対するオッズ比を調べたところ、肺炎で1.54(95%信頼区間:1.06-2.26)となり、沿岸部での肺炎の患者が有意に多いことも分かった(P=0.023)。津波の影響とされている。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jcs20…24102.html


   このようなデーターがあると反原発の人たちはすぐに原発事故の所為…と騒ぎそうですね。

   汚染の影響を調べるためには地震と津波の影響がほぼ同じ場所で、放射能汚染の程度のみが異なる二つの地域で増加の程度の相違(オッズ比)の解析結果が必要です。引き続いて解析が行われるかもしれないが、小分けするとデータが少なくなるので、検出力が落ちて明確な結論は出にくそうですが。

    さらに云えば、もし有意差の結論が出ても、汚染による直接の影響なのか、汚染による影響への怖れ(ストレスの増加による)の結果なのかの判断は難しいと思われます。後者であって原発の所為…と云えないことはないでしょうが。

   これは学会発表だから査読されたものではない点への留意が必要です。

閲覧数1,721 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2012/03/22 12:00
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2012/03/22 21:35
    鉛筆コッチさん
    うさきょんさん

      例えば心不全の場合、3月10日までは123件であるのに対して、3月11日以後は220件であり患者数が増えた…と云う結論(P<0.001)は、増加していない(増加したという結論が間違っている)確率が1/1000以下…だと云うことであり、統計的には殆ど確実だ…ということです。この地方において、地震があったこと以外の変化がなければ、地震の影響は間違いない…と云えます。

       原発事故の影響は調べる研究にはなっていないようです。

       反原発の人たちは、3月以降に東北・関東地方のある場所において数人に異常が生じると、それっ!原発の所為…と騒いでいますが、原発の影響である可能性がない…とは云えませんが、原発事故による寄与を統計的もしくは医学的に調べることなく原発の所為だ…というのは暴論です。風評被害をせっせとばらまいてくれている…と思っています。それにより、上記の患者が更に増えている筈です。
    次項有
  • 2012/03/22 20:52
    なるほど・・・

    いずれにしても、震災ストレスはかかっていることでしょうから、ハッキリした結果とはいえないのでしょうね。
    ストレスってほんと怖いから。

    ためになりました。ありがとうございます。
    次項有
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