一昨日、元の会社の大先輩が出演される摂津市音楽祭入賞者による「第28回リトル カメリア推薦コンサート」を聴きました。 日本センチュリー交響楽団の演奏をバックに堂々とした迫力のテノールは感動を通り 越して奇跡とも思える素晴らしい歌声でした。 第28回摂津音楽祭リトルカメリアコンサートは器楽9部門と声楽からなる若手音楽 家登竜門として有名なコンクールですが、カンフリエ部門は35歳以上(上の制限は 無し)の声楽家を対象に近年新設され、我が先輩が見事 金賞を射止められた。 先輩の声楽を始めてからの過程には驚くべきものがあります。 66歳で退職後橘茂氏に師事し声楽(バリトン)を始め、70歳で中村雅幸氏に師事 し発声法を基礎から学ぶ。72歳頃バリトンよりテノールに転向。81歳にして花畑 昌克氏より森山式発声法を学ぶ。 77歳から83歳までに独唱会を4回開催。 85歳で第28回摂津音楽祭リトルカメリアコンクール・カンフリエ部門で金賞受賞。 昨今、「レジェンド」と云われ年配者の活躍が称賛されていますが、この度の先輩の ご活躍には頭が下がると同時に自らには「つらいとかしんどいとか言っている場合で はない」と大いなる元気を頂いた1日となりました。 2年後の88歳では第5回目の”米寿”独唱会を開催する予定とのことです。 |