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2015年07月19日(日) 
   安保関連法案に反対のデモが「戦争反対」のプラカードをもって歩いているニュースを見る度に何となくやりきれない感覚に襲われます。

   今時、日本において戦争に賛成する人なんて実質的にいない筈です。

   我々は戦争というものが如何に悲惨なものかを見てきました。可愛い孫達にあのような思いをさせたくない…と誰もが思っている筈です。安保関連法案を成立させよう…としている人達も当然にそうです。

   意見の分かれ目は、子孫の平和を護る…という目的ためには、集団自衛権の実施、安保関連法案がプラスに作用するかマイナスに作用するかの判断であって、戦争の賛否ではない筈です。他国と共同歩調をとることによって高まる戦争抑止力によりプラスに働くか、他国の戦争に巻き込まれることによりマイナスに働くか…の判断の相違です。

   インタビューを見ていると私は戦争に反対だから法案に反対します…という人が結構多く、もう一歩先の判断をしていないのに驚かされます。

   世の中には戦争反対は即法案反対…という途中の思考を停止した直結回路が出来ているようです。

   法案反対派のデモは戦争反対のビラで強く宣伝していますが、政府側は政府には国民の平和を護る義務がある…と国会でボソボソいうだけです。宣伝合戦では法案反対派が断然勝っています。

   国会の実況放送なんて、非能率で長時間続くので見る人はそんなにいないでしょう。政府も「戦争反対」のビラを掲げて街頭に進出し、何故共同防衛なのか、民衆に直接説明するべきです。国会で質問に答えるだけでは聞いている人は僅かです。マスコミもそこをほとんど報道しません。

   与党は国会はどうせ通る…と高を括っているようです。それでは一般の人々の共感を得られる筈もありません。

   一般の人々もマスコミが作り上げた、戦争反対なら安保法案反対へ…とのムードに流されたり、各種団体の声明に影響されたることなく、自分で一生懸命考えてほしものです。

   勿論、法案に賛成・反対の是非などに正解はある筈がありません。自分で一生懸命考えて出した結論はその人にとっては是なる答えです。 

  中間の思考を飛び越えて、戦争反対から法案反対に直結している人が多そうな日本の現状に、私は悲しい思いをしています。

.  

閲覧数1,805 カテゴリ日記 コメント8 投稿日時2015/07/19 10:25
公開範囲外部公開
コメント(8)
時系列表示返信表示日付順
  • 2015/07/19 21:34
    イアンさん
    コッチさん

    貴兄のお考え概ね同感です。
    戦争反対から法案反対に直結、途中の思考プロセス抜きの人も多いようですね。
    反面、4月末の安倍さんのアメリカ議会での演説(英語原文)を読んで、これまた詰めの甘いことだと思ったことも事実です。と言うのは(アジア太平洋地域についてではありますが)、“We will support the U.S.effort ,first,last,and throughout.”と言い切っているんですから・・・。
    それでお前はどうなんだと訊かれそうですが、このサイトでは旗幟をぼかして置きます。
    だだ国民一人一人が真剣に考え、自分の意見をしっかり持った上で、手を上げたり下げたりして欲しいと思っています。
    次項有
  • 2015/07/19 22:25
    鉛筆コッチさん
    イアンさん

       安倍さんの国会軽視は否めませんね。

       また公約の憲法改正もほったらかしです。政権を規制するための憲法を政権が勝手に解釈し、しかもそれを勝手に広げていく…という法治国家にあるまじき状況になっています。

    .
    次項有
  • 2015/07/20 07:52
    日本の平和って考えてるグループは、
    非武装中立を善と考えている。
    でも永世中立国は、中立を維持する為に国民皆兵
    各自は自宅に武器弾薬を備蓄
    いつでも兵役に行く準備が必要なのである。

    野ねずみでは、中立になれない
    ハリネズミになる覚悟が無いと。。。

    自国だけの軍備では、海洋国家は守れない
    当たり前だと思う
    だから色んな国を同盟国としてお互いに守る必要がある。
    現在出来つつあるのが、対中国包囲網
    違うかな?
    次項有
  • 2015/07/20 09:56
    鉛筆コッチさん
    【とっちゃん】さん


       世の中には、国家間の紛争は話し合いで解決できる…と信じているしあわせな人達がいます。

       理想的にはその通りです。しかし世界の現状をみればほとんど不可能だ…と思われます。

       孫達を護るためには強力な武器を持った軍隊により、個別自衛するか、仲良しと集団自衛するか…のどちらかしかないでしょう。いずれにしても憲法9条違反だ…と私は思っていますが。

       (ただしもし改正するとしても、現在の理想主義的な平和への思想は何とか残して欲しいですね。可能かどうかは立法者の腕次第でしょうが。)

       日本の自衛隊は相対的にはもうそれほど強力ではないので、どうやって劣勢を補うか…でしょうね。

    .
    次項有
  • 2015/07/21 10:56
    CONTAXさん
    憲法解釈には限界もありますので、国際情勢の変化に合わせて
    憲法改正議論をまずすべきではないのでしょうか。

    憲法改正といえば、平和憲法を守る、と即座に反対が出ますが、
    一条ごとにこれでいいのか考えていきたいものです。
    次項有
  • 2015/07/21 11:37
    鉛筆コッチさん
    CONTAXさん

       おっしゃる通り、世相や世界情勢に合わせて議論するべきでしょうね。70年も改正がない…なんて異常だと思います。

       定期的に見直す習慣がほしいです。


       改正項目が増えてくると、賛否を決めるのも大変です。①と②には賛成するが、③と④には反対…という時に一括込みでやられると、賛成も反対もし難い。選挙の時の各党の公約と同じです。

       最高裁の裁判官の信任投票と同様に1項づつやってほしいです。


       私は裁判員制度も憲法76条3項違反だと思っています。当初は最高裁も反対していたのに、いつの間にかおとなしくなってしまいました。

       しかし、やはり9条の改正に賛成か反対かが最も重要でしょうね。多くの混乱の元となっています。現状に対する最高裁の違憲合憲の判断もほしい所です。

       安倍さんは順序を間違えたように思います。

    .
    次項有
  • 2015/07/21 14:35
    CONTAXさん
    正々堂々と正論で王道を進む人が出てこないですかね。

    「決める時は決める」と言うなら、参議院の一票の格差是正や定数の見直し、参議院の本質論、
    更には二院制の必要性まで、議論をやってほしいです。

    > 安倍さんは順序を間違えたように思います。

    同感です。すべてに共通するようにも思います。
    次項有
  • 2015/07/21 16:37
    鉛筆コッチさん
    CONTAXさん

    >正々堂々と正論で王道を進む人が出てこないですかね。

       政党政治をやっている限り、どうしても党利党略が付きまといますから、完全には無理でしょうね。出来るだけ王堂を!という程度でしょうか。

       民主主義を止めて哲人政治に替えれば可能性が出来ますが、哲人も人間である以上間違いもするでしょうし…。

    >参議院の本質論、更には二院制

       重要テーマだと私も思いますが、話にも出てきませんね。華やかな方を優先する傾向はある程度仕方ないのでしょうが…。

       どいうも私は現状肯定的ですかね。

    .
    次項有
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