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読書の秋だから、というわけでもないが、少し仕事に隙間が出来たので、前から興味あったのを二日で一気に読み上げる。 前半は柔道の意外な歴史を知ることができ、後半は戦後のプロレスの発展の経緯などもわかって面白いが、著者が柔道家ということもあり、少し木村政彦に対する思い入れが強すぎる感がないでもない。 一方で、それだからこそ、何としても木村政彦の実像、真実を世間の人たちに知ってもらいたい、という著者の情熱も感じ取られ、久しぶりに読み応えのある本に出会えた感もある。 今から見れば信じられないくらいの練習量をこなしていた、というところも、今の若者や、スポーツ選手が知ればどう思うか、これも興味あるところ。 若い人の読後の感想も聞いてみたいな。 |