だいぶ前にこの本を読んだときは、タイトルから何か猟奇的な事件に関するものかと思って読んだものの、内容は全く違っていたので少し拍子抜けしたのを覚えている。 今思い返せば、戦時中の官憲の横暴さに真っ向から立ち向かった弁護士の記録だったということを良く知るべきだった。 小林桂樹主演で映画にもなったそうだが、DVDは出てないのかな? 確か、かなり昔にたまたまテレビで映画の一部を紹介していて、寒風吹きすさぶ中、墓を掘り起こし、首を切り落としてバケツに入れるシーンを見てすごく衝撃を受けたものだった。 ここまでして警官の暴行を立証しようとする弁護士の執念。 正しさを立証しようとするひたむきな姿は、今改めて、見るべき価値がありそう。 |