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2016年11月19日(土) 
携帯電話、らくらくホンについての、主観的なレポート

 みなさま、こんばんは。朝夕はずいぶん冷え込むようになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 番狂わせなというか、思いもしなかったようないろんなことがたくさんありますが、深まりゆく秋を味わったり楽しんだりなさっていますか?

 そんな毎日の生活の中での、情報の入手、お知り合いやお友達やご家族などとのやり取り等々にも欠かせなくなった携帯電話、ここ数年は、とりわけ都市部では、すっかりスマートフォンが主流になったようにみうけられ、ついにこんなニュースも報じられています。

 消える従来型ガラケー ドコモ「在庫限り」、他社も購入難しく:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/1…p_twbn_top


 まあ仕方ないのかなあという気もしますが、高年齢の方を中心にまだまだ多くの従来型の携帯電話のユーザーがいらっしゃるものと思われます。

 特に、ぼくら視覚に障害を持つ携帯電話ユーザーの中には、スマホを使い始める人が増えつつあるとは言っても、世代を問わずに、音声読み上げ機能付きのガラケーを使っている人が、まだまだかなり多くいるものと思われます。

 近年は、iモードをはじめとする、いわゆるガラケー向けのサービスが、どんどん縮小されているように見受けられますが、らくらくホンなど向けのガラケーのサービスは、パソコン向けのサービスに比べて、操作やwebページの構造等がシンプルで、全く目が見えない音声読み上げのみを頼りに利用するユーザーにも比較的使いやすく、思いのほか様々なことができたのでした。


 音声読み上げ機能付きのガラケーが最初に登場して、おそらく15年くらいになると思われますが、未だにその種類は極限られています。現在でもなお、docomoとauから各々1種類ずつしか発売されていないと言って間違いないものと思われます。

 そんな、目が見える人のように、ほとんど好きな機種が選べない現状の中で、使い勝手の良さ、音声読み上げ機能の分かりやすさ、豊富な機能といったことから、ほとんどの視覚に障害を持つガラケーユーザーが、ntt docomoのらくらくホン
 らくらくホン - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%89%E3%81%8F%E3…B%E3%83%B3

 を利用しています。

 一般のユーザーの間でも、高年齢のユーザーを中心に大ヒットしたらくらくホンですが、ここ数年はいわゆるガラケーのらくらくホンの進化はほぼ止まっていました。(目が見えない・見えにくいユーザーからの機能改善等の要望は、いろいろと出されてはいるのですが。)

 けれども、いわゆる従来型の携帯電話(日本ではフィーチャーフォンと呼ばれることが多い。)が、android搭載の機種(いわゆるガラホ、形や操作性はほぼ従来型の携帯電話だが、osはスマホと同じandroidだったり、webサービスを利用する際には、これまでのいわゆるケータイ専用サイトではなく、パソコンやスマートフォンで利用されている、通常のwebサイトに接続するようになっていたりするために、従来型の携帯電話とスマートフォンの中間のようなイメージの機種と言えるものなのか?)へと移行していくという動きの中で、12月にいわゆるらくらくガラホとも言うべき、らくらくホンf-02jが発売されることが、docomoよりすでに発表されています。

 ドコモより12月に発売と案内されている、らくらくホンf-02jのスペックや
対応サービスなどの詳細に関しては、下記URLをご参照ください。

 らくらくホン F-02Jの製品詳細へ
https://www.nttdocomo.co.jp/product/easy_phone/f02j…index.html

 以下、先日最寄りのドコモショップに赴いて、f-02jを触ってきましたので、何らかの参考になればと考えて、個人的な使用感や感じたことを記してみます。

 ドコモのインフォメーションセンターに問い合わせたところ、どこのショップにどんな製品を展示するかは各々のショップの判断なので、詳しいことはこちらでは分かりかねるとのことでしたが、わたしの居住地、京都府の城陽市やその隣の宇治市のドコモショップにも、f-02jの実機が展示されていました。

 人口数万の決して大きくはない市ですが、自宅からもっとも近いと思われる2か所のドコモショップに、事前に電話で展示の有無を確認した上足を運んだところ、いずれのショップにも、f-02jの実機が、simが挿入されてインターネットにもつながる状態で展示されていました。

 上述しましたように、どんな状態でどんな機種を展示するかは、あくまでも各ショップの判断とのことなので、事前に電話やメールなどで確認する必要がありそうですが、ショップに足を運べば、発売前の実機で、音声読み上げの仕様などを実際に体感することができるかもしれません。

 わたしも音声読み上げ機能をonにしていただいて、実機を操作することができました。
 以下は、あくまでもわたし個人の印象ですし、丹念にすべての機能を試すことができたわけではないので、正確さには欠けると存じますが、実機を捜査して感じたことなどを記します。

 まずは、らくらくホン6や7に比べて、各々のボタンがやや大きくなったとい
うか、凹凸がより際立ったというかで、位置や形の把握が、よりやり易くなった
印象でした。

 各々のボタンの位置や名称はほぼ従来の機種と変わらないのではとの印象で、
各々のボタンを押すと、きちんと読み上げ音声が発生されました。

 メニューボタンを押した後、下矢印キーを押していくと、各メニューの内容を
読み上げました。各メニューの内容や配置されている順番も、ほぼ従来の機種と
変わっていないのではとの印象でした。


 メール機能で文字入力を試してみましたが、文字入力時や下矢印キーでの漢字
変換候補の選択時の読み上げなどのレスポンスがやや軽くというか早くというか
になって、6や7よりはややさくさく動くという印象でした。

 アプリを使うメニューを開くと、lineアプリがプリインストールされていましたので、起動してみました。

 すると、正確には記憶していませんが、「ここから先は読み上げ非対応です。
読み上げられない項目があるかもしれません。」という旨の発声がありました。

 ここで決定ボタンを押すと、その後は上下矢印キーなどを押しても、何も発声されないようでした。

 発売後販売されているもので試さないと、正式な仕様がどうなっているのかは判断できませんが、プリインストールされているlineアプリが読み上げに対応していない可能性もあるものと推測されます。

 4番のインターネットを利用するためのメニューを開くと、その中には、dメニュー(spモードメニューと発声していたかも)やgoogle検索などのサブメニューが配置されているように見受けられました。

 dメニュー(spモードメニューと発声したかも)を開いて、上下矢印キーで移動すると、ニュース・グルメなど、四つのサブメニューが表示されているように
見受けられました。

 試しにニュースメニューに入ると、各ニュース記事のリンクから、それぞれの
記事にアクセスして、アクセスしたそれぞれのニュース記事の内容を読み上げさせることができました。

 おそらく四つ以上あるだろうたくさんのspモードのメニューのどれくらいが、音声読み上げ環境からアクセス・利用可能なのかは、そのときのわたしには確認できませんでした。

 google検索と発声するサブメニューを開くと、googleの検索画面が表示されたようで、下矢印キーで移動すると、検索語句が入力できました。

 大手新聞社のニュースサイトを検索してみると、そのニュースサイトのトップページと思しきリンクが表示されて、アクセス後ニュース記事を読み上げさせることができました。

 続いて試しに、facebookを検索してみました。すると、facebookの日本語のログインページが表示されました。

 下矢印キーでメールアドレスやパスワードの入力ホームに移動でき、メールアドレスは入力できました。

 けれども、パスワードに関しては、入力ホームに入って、アルファベットに割り当てられた各文字キーを押しても、何という文字のキーを押したのかは、全く発声しませんでした。

 従来のフォーマらくらくホンで、yahooモバイルやmixiモバイルやfacebookモバイルにログインした際に、パスワードを入力したときには、所定の文字に割り当てられたキーを押すと、何という文字のキーを押したのか、a、b、などと発声したと記憶しているのですが。

 誤って入力してしまって訂正することもあるでしょうし、押したキーの文字を発声しないと、入力がかなり難しいのではとも思われるのですが。

 時間の関係もあって、今回はこの程度しか試すことができませんでした。

 まだ発売前で、デモンストレーションのための実機を展示している段階ですし、実際に発売される機種の仕様はまだ確定していないのかもしれません。

 ですから、音声読み上げの仕様にも、デモ用の実機からは変更が加えられる可能性があるものとも考えられます。

 ということは、今デモ用の実機をショップで操作してみて、ユーザーの立場から、読み上げなどの、f-02jに搭載されている各種の機能について、要望を富士通やドコモに届けることができるかもしれません。

 このほかにも、「gpsを使う」や「ワンセグを見る」
というメニューがあることを、きちんと音声読み上げでも確認することができました。

 更に、ドコモの製品ページでもwi-fiに対応していることが記述されていますし、デモ機を操作した折、設定メニューの中に、wi-fi設定の項目があることを、音声読み上げでも確認することができました。

 今回はwi-fiへの接続を実際に試すことはできませんでしたが、おそらくユーザーが自宅などで所有・利用しているwi-fiルータやいわゆる公衆無線ランには、接続できるものと推測されます。

 ただし、製品ページにはテザリングに対応している旨の記述はありませんでしたので、テザリングサービスは利用できないものと思われます。

 そして、これはあくまでもわたしの個人的な印象ですし、使用していたエリアのlteのネットワークが混雑していたりしたことも十分考えられるのですが、f-02jは、lteに対応しているとされている割には、ブラウザを開いてネットに接続するときや、新たなリンクにアクセスするときの体感速度が、従来のフォーマらくらくホンとさほど変わらないというか、iphone等のlte対応のスマホ等に比べて、遅いというか、そんな印象を持ちました。

 f-02jは、android osを搭載していて、lteに対応しているとはいっても、cpu等のスペックはフィーチャーホンに近いものなのかもしれませんし、いわゆるらくらくガラホやその他の一般のガラホに、スマホに近いスペックや機能を求めるのは、現状では難しいのかもしれません。

 そんなわけで、来月発売されるらくらくガラホ・f-02jは、ネット閲覧などを日常的に多く行うなどの用途には、さほど向かない機種なのかもしれないと、少し感じ始めています。

 以上、いろんな面でとても限られた、しかも主観的な、音声読み上げユーザーによる、展示実機の体感レポートでしたが、少しくらいは何らかの参考になればありがたく幸いです。

 そして、目が見えない・見えにくい人たちの、ictやモバイルの現状やその抱える問題にも、少しずつでも関心を寄せてくだされば、ありがたく幸いです。

 長文を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

閲覧数863 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2016/11/19 19:58
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