映画日誌「LION/ライオン ~25年目のただいま~」
2017年04月24日(月)
幼い頃に生き分かれた両親との再会のドラマ、というのは、これまで他でも何度も観たことがあるような内容だが、冒頭の部分はインドの人々の生活ぶりや、いかにも多民族国家、また貧富の差が激しいところなど、一つの国の内情を見ることができるし、叙事詩的な味わいもある。 事実に基づいていることもあり、ストーリー展開はやや退屈ながら、25年を経て実の母親と再会するところは、そこそこの感動を覚えるのは間違いない。 障害のある弟との関係や、親子の絆に悩む主人公の姿は、また別の、一人の人間としての悩みの側面だが、こうした悩みも抱えながら前向きに生きようとする主人公の姿もまた注目すべきで、ここらがこの映画の独自の魅力、と言ったところか。 ★65点 
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カテゴリ日記
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投稿日時2017/04/24 14:06
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