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2007年07月06日(金) 
『半立』って何?という質問があり、今日は落花生
についての話題。

これは、落花生の草としての姿を言う。
真っ直ぐに育つと「立ち」
途中で曲がるような姿が「半立ち」
地上を這うような姿が「這い」

落花生は花が咲いて、その花がしぼむと先から柄が伸びて
地中に潜り実がなる(正確には:花が咲いた後、子房柄がのびて土
の中に入り、実が出来る)。

だから、まっすぐ伸びる姿は不利。

敗戦前までは、立ち種が主流。
今は半立ちの姿に近いものに改良されている。

さて、落花生の起源は中国(古代から生産)と南アメリカ原産。
現在は、この2系統が入混じり改良種が生産。

タイプとしては
バージニア、スパニッシュ、バレンシア、サウスイーストランナー
などがある。
アメリカとスペインの仕分けで、日本のものはバージニアタイプで
大粒。

神奈川の主要生産地は秦野と平塚。
神奈川の種は「改良半立種」
千葉では北総台地で生産され八街(やちまた)が有名。
ここは「千葉半立種」

半立種は上記の2種が知られる。

その他、各地で生産される種に「さとなか」がある。
サヤの形が揃うので販売に有利な見かけが良いもの。

なお、神奈川では茹で専用の「ユデラッカ」種がある。
そもそもは未熟なものを農家で茹でて食べていたが、人気が
出てきたので改良種を作り茹で用に秦野等で生産している。

未熟よりは熟しているタイプで中の皮が白いもの。
早生なので8月10日頃を目途に収穫。
秦野、平塚ではこの生豆を市場で販売。
(茅ヶ崎では見かけない)

収穫時期は10月末から11月初め。
半立種、さとなか種、神奈川のナカテユタカ種もこの時期に
収穫。

娘(現在中3)が小学校時代に落花生を学校で植えて収穫。
今梅田中PTA会長の豆屋さんで炒ってもらい、クッキーなど
を作っていた。観察し甲斐のある植物です。

「半立種」のことを追記。
やや小型のもので、鞘の少し黒の点が混じる。
味わいは香ばしい香りとポリポリした歯ごたえがある。

他の豆にない味わいで、価格は高いがその価値はある。

参考HP:神奈川県農業技術センター

画像:半立種の花(花の先に伸びているのが後に地中に迄
伸びる)







地面から抜いた豆



茹で専用の豆(薄皮が白い)


閲覧数1,015 カテゴリ日記 コメント1 投稿日時2007/07/06 10:48
公開範囲外部公開
コメント(1)
時系列表示返信表示日付順
  • 2007/07/06 13:34
    なるほど!納得です。

    最近豆がおいしい・・・こんなおいしそうなお豆を食べた日には、きっと♪やめられないとまらない♪でしょうね・・・
    「生中ひとつ!!」
    次項有
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