19日の報道によれば赤福は売れ残り品を回収して製造日を改ざんし、再出荷していたとして食品衛生法違反で営業停止処分となりました。法律違反をやれば罰を受けるのは法治国家として当然です。製造日の表示義務がなくても嘘を表示してはいけないでしょうね。 ただしそれだけでは前の報道とは途中に冷凍がはいるかどうかの違いがあるだけで、たいして変わらず、それに対して農水省は速やかに表示を直せと指導しただけなのに、三重県は営業停止を命令したことになります。 また、赤福の社長は回収品は焼却しています…と報道陣に解答していたようだが、虚偽の解答だったわけです、焼却とは知恵のないことをやっているな…とその時は思っていたが。 私の関心はそんなことよりも製品の安全性です。消費期限をどうしたかです。二回目の出荷日と消費期限との間の日数から店頭販売期間が差し引かれていたかどうかが気になります。虚偽の製造日に普通の日数を足して新消費期限を表示していたのなら、違法行為以外に消費者を危険にさらしたことになります。製造日は改ざんしたが、消費期限は元のまま(あまり可能性はありそうにないですね)なら、製品の安全性には問題ないことになります。 また回収した製品を箱から出して餡と餅とに分け、原材料として製造ラインに戻していた疑いも持たれています。そのまま再度販売するよりは、新品と混合されていることから安全サイドではあるが、新旧混合製造品の安全チェックをどうしていたかが問題であり、変質に関する出荷基準を満たしているなら問題はありませんが、検査をしていなければ、これは本当に問題です。 また標準品の消費期限の設定試験や出荷基準の設定試験が適性であったかどうかも気になります。 不二家の場合も、その辺たりの明確な報道を私は見ていません。 マスコミは表面的なことについて騒ぐだけ騒いで、製品の安全性確認についての重要な点を報道してくれないので、私はいつも安全性の判断できず、鬱積しています。 |