富士山噴火をテーマにしたクライシス小説。
石黒耀(いしぐろ・あきら)さんは大阪在住の医者。
『死都日本』という九州の火山大噴火をテーマにした小説でデビュ。
これが傑作で火山学者の興味を引き、シンポジウムを開催した。この時に作者と知り合い、この本を贈られた。
私はミステリーでも冒険小説でも35ページ位で読み継ぐ癖がある。出始めのへたなものはその後進まない。
この本は出だしが良い。読み継ぐのは確実で傑作の香りがする。これからが楽しみだ!
徐福伝説も出てくるので熊野のある紀伊半島の根っこ?にお住まいの皆さんにも無縁ではない。
定価は2千円。お手に取り気に入ったらお買い上げを。
この後は『死都日本』を是非お読み下さい。
同じ講談社から2300円(安いペーパーバックも出して
欲しいな)