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2010年12月06日(月) 
   中国は環境対策を放置して低コストでレア・アースを産出し、他国のレア・アース産業を潰して来ました。そろそろ世界で独占状態になってきた(シェア97%)ので、環境問題を理由に生産を縮小しました。

   レア・アース鉱山を持っている他国は、今投資をして生産再開したころにまた中国が環境無視で安価に輸出を再開すれば投資がムダになるので、決断しかねているそうです。レアアース代替材料の開発や新鉱脈の探索など、各国の種々の思惑が乱れているようですが、まだ当面は中国の独占状態は安泰でしょう。

  日本の商社は慌てて新しいレア・アースの確保に努めはじめ、かなり確保できた…とは云っていますが、止めてあった削掘機械や精製装置を再整備し、作業員の再教育は何年かを要する筈だ。


   したたか中国…と云うべきですが、自国の利益のためには当然だとも云えます。日本には何故このような戦略が取れないのでしょうね。   

   抑えるべき資源がない? 日本も今にメタンシャベット(メタンハイドレード)の産出国になり、燃料に関しては資源国になりそうです。その時は外交の武器に使える筈だが、手腕は如何に。中国のレア・アースに較べてシェアが少し低いから無理かな。あるいは能力的に政府は図々しい政策をとり得ないかも知れないね、政治家自身は図々しいのが沢山いるようですが。

   中国も実はしたたかではないのかも知れません。ある報道によれば中国政府がやりたい放題に流出させてきた野放図な(環境や削掘の後始末をしない)民間企業によるレア・アース生産をさすがに見かねてこの期に及んで取締をはじめたのが原因であり、実は地方政府と民間企業との結託や、取締官の不足などで統制能力が発揮できていない…とも云われているようです。どちらが本当か。

閲覧数1,506 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2010/12/06 00:41
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2010/12/06 09:26
    外務官僚や外交官の試験を面接重視にでもしないとダメでしょうね
    交渉力と学力は別物
    理屈に合わないことでも押し通す力が外交にはないとねぇ

    まぁ 裏付けとなる軍事力無しで外交は出来ません
    在日米軍に守って貰わないと・・・
    なんて言っている奴が多い間は、とうていまともな外交は無理でしょう

    沖縄駐留軍を無くして独自の軍備だけで自国を守れる独立国家
    外交の第一歩じゃないですか?
    次項有
  • 2010/12/07 14:28
    鉛筆コッチさん
    【とっちゃん】さん

    そうですね。外交力を持つには武力(暴力でもほとんど同じ)があった方がいいでしょうね。

    自前で準備するのがベストですが、平和を到底守れない平和憲法とやらをを平和を守れる内容に改訂することが必要です。

    小切手を切って外国軍に守らせていても、それを旨く利用する力があれば、それも力にはなり得ると思います。依頼先におべっかを使っているようでは力として利用しにくいでしょうね。

    私は日本が米国と仲違いした時に、米国軍とどう戦うのか、その戦略はできているのか、心配です。
    次項有
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