良い言葉ですね。Wedge 2010.12月号にあった 比嘉昇氏のコラムの標題です。(私の日記はいつも古い情報源によるテーマが多いようで…)
愛情をもって子供を育てれば、子供も愛情を持って次ぎの子供を育てるし、周囲にも愛情を注ぐ…ということです。この連鎖が何処かで切れたか、だれかが愛情のはき違いをしたかで、子供への虐待を起こしたり、親の行方・生死も不明のままで平気でいたり、モンスターペアレントになったりするのだ…と云うわけです。
要するに一代の問題ではない…ということでしょうね。今の親の親に問題がある。
「愛情とは、子どもを決して私物化せず、子どもたちが求めていることに対して、時には突っぱね、時には受容するといった問答を繰り返しながら、さまざまな経験を積ませ、大人への階段を上るためにサポートしてやることだ。」
終戦で当時の多くの教育者は教育方針を失いました、勿論いい先生もおられましたが。
道徳、愛国心、親孝行、忠義、国旗、教育勅語、体罰…などが否定されました。それぞれの中身を検討し、少し方向転換をすればよかったのに。否定したことが失敗だったと私は思っています。
教育方針を失った教育者(親を含む)が二代続いて今のような問題が出て来た…とも考えられます。
私の子供達は学校に怒鳴り込んだりしている気配はないし、孫達もよく育っている。親として我が夫婦には特に大きな問題はなかったものと見える。勉強をあまり強制しなかったので、卒業校のレベルはもう一つだったが、それはさほど重要ではない…。
同じことは家族の上下方向のみではなく、周囲への横方向にも云えることだと思います。阪神大震災以来、何かとボランティア活動が増えてきたことは嬉しい。バトンタッチが行われているのでしょうね。
16日午後から数日間留守にしますので、コメントヘのお返事は多分遅くなります。