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2011年10月13日(木) 
   ギリシャ国債のデフォルトが心配されています。各国が独立通貨を持っていれば、通貨の価値が低下して国が勝手に滅びるだけ…とも云えますが、ギリシャにお金を貸している国や銀行はお金が返ってこないことになりますし、さらにはユーロを共通通貨とするユーロ圏にとってはユーロの価値が低下し、圏外からの資金が引き揚げられるので、経済的に苦しくなり、大きな問題です。

   放漫経済で国民に大盤振る舞いをやって苦況に陥ったギリシャ。勤勉と倹約で豊かになっているドイツがそれを救おうとしている。

  …………………
公的年金の所得代替率
ギリシャ   105%(2006)
ドイツ     43% (2006)
イタリア    80.2% (2006)
スペイン   90.5% (2006)
イギリス   35.9% (2006)
フランス    66.2% (2006)
スロバキア 49.4% (2006)
日本     33.9% (2009)
他の場所では日本は50%目標とのデータもあり、所得代替率の計算方法も統一されていないようである。

http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/EUROPE/kanko/documents…16_000.pdf 表5

 …………………

   ドイツではギリシャ支援反対運動が起きています。ギリシャでは、ユーロ各国が支援の前提としているギリシャ緊急緊縮経済対策への反対大ストライキが起きています。

   ドイツは最近年金の支給開始年齢を65歳から67歳に引き上げたそうですが、ギリシャは61歳から63歳への引き上げでも反対運動が起こって難航しているそうです。日本では支給開始年齢を68歳から70歳とする案の検討に入りましたね。


   私はアリとキリギリスの話しを思い出しました。遊んで暮らしているキリギリス国・ギリシャ。せっせと働いて倹約してお金を貯めているアリ国・ドイツ。

   このアリ国がキリギリス国を支援するかどうか。我ながらいい例えだ…と思いながら、念のためにギリシャ・キリギリス・アリでググって見たら、結構出て来ました。同じ発想は多いようです。

http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20111…001-n1.htm

http://blog.livedoor.jp/musashi2touryuu/archives/51…55698.html

http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201…290370.htm

http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/201011…/?rt=nocnt

   私は少しですがギリシャ国債を持っています。粉飾決算をやっているとは知らず、何年か前に利子に釣られて買いました。先行きに関心ありです。今買えば利回り100%を越えているそうですが…。

   何とかギリシャのデフォルトを防いで欲しいものです。

   欧州安定化基金強化策のスロバキア国会での二回目の採決はどうなるかしら。野党はその提案には必ずしも反対ではないようですが。しかし、援助額が国家予算の6割とは大変ですね。本当かしら。

閲覧数1,755 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2011/10/13 01:02
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コメント(2)
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  • 2011/10/13 16:27
    イアンさん
    労働者(と言うより)公務員天国の‘成れの果て’と言ったギリシャ、国が破産寸前なのに政府窮余の財政緊縮策に反対してのデモ&ゼネスト・・・テレビを見ていて悲しくなりますね。全く出口のない感じです。
    しかし問題をギリシャだけに矮小化するのは間違いでしょうね。若年層の失業率だけを見ても、ギリシャ38.5%に対しスペイン45.7%、イタリー27.8%、ポルトガル26.8%と言った具合、財政的のみならず社会的大混乱さえ懸念されます。
    人種的歴史的に違う人々・働く人働かない人々を取敢えず包み込んだEUには困難な時期が続きますね、そしてグローバルにも決して楽観は出来ませんね。
    次項有
  • 2011/10/13 21:11
    鉛筆コッチさん
    イアンさん

    ギリシャ、スペイン、イタリー、ポルトガルの失業率上昇はリーマンショックの頃からのようですね。
    もっともアイルランドとスペインはその前にも高失業率時代があったようですが。アイルランドは知りませんが他は遊び好きの国民性のようにも思えます。

    http://ecodb.net/exec/trans_weo.php?d=LUR&s=198…&c5=PT

    ドイツやフランスはまあまあ。

    上記4国の大盤振る舞いはその結果なのか原因なのか、私には判っていません。

    通貨を統一した以上は政府も統一しないと無理があるように思いますね。

    取りあえずは私のギリシャ国債が問題ですが、デフォルトになっても完全にパーになるのではなさそうなので、この問題に関心が持てたことがプラスと考えた方がいいのかも。

    …………………

    http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3080.html

     ドイツは東西ドイツ統合以降、失業率が上昇傾向にあり、2005年には10%を越えたが、その後、ハルツ4法など労働市場改革が進んだこともあり、失業率水準はかなり低下した。

     ドイツは手厚い失業手当などの生活保障によって下手に働くより失業していた方が有利との条件から失業率が高止まりしていると考えられていた。

     そこで2002~06年にハルツ4法が制定され、失業者の起業と再雇用に対する支援策が強化されるとともに、従来の雇用保険による失業手当とは別に、希望する職ではない低賃金・不安定雇用であっても働き先を指定されたら断らないで就業するという条件で最低限の生活を確保する手当(月5万円程度)が政府・自治体から直接受けられ、自ら希望する職を目指して職業訓練する余裕を与えるという仕組みが整備された。これにより若者や外国人など従来失業を選択していた層が職に就き、このため失業率が低下したと見られる。労働政策として生活保護が制度化されたようなものなのでワーキングプアを温存するという批判もある。
    次項有
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