死に対する不安要因の一つとして病状によっては逝く間際に耐えきれない程の肉体的苦痛に襲われる可能性があることが挙げられる。 これは緩和治療が受けられればかなり解消される。ただ日本ではモルヒネが処方されることは欧米よりかなり少ない…とされているので、その点はやや気がかりだが…。 ただし倉本聰の映画「風のガーデン」で見た限り、苦痛はないとしても尊厳性には問題がありそうにも思える。モルヒネを処方した主人公(彼は医師)は日常的にに朦朧とした状態となり、排便も自分では出来ず、娘に掻き出して貰っていたようだ。 苦痛を避ける方法としては尊厳死という方法もある。米国では医師や専門家の幇助を受けて自殺する「安楽死」を指すらしい。現在では全米5つの州で自殺幇助が合法化されている。それが合法である前提として、医師や専門家が苦痛なく逝ける薬を処方し、また立ち会うとしても、それを飲むかどうかは自分で決定し、自分で飲まなければならない。 今月の初め、ある動画がネット上で公開された。米国オレゴン州在住の29歳の女性が「尊厳死」を選ぶに至った過程を告白したものだ。いわば安楽死を予告するこの動画は大きな注目を集め、すでに300万人以上が動画にアクセスしたそうである。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42028 ![]() 家族に囲まれて分かれを告げ、薬を飲む…決心が付けば苦痛への恐れはなくなる。しかし、日本では未だ認められていないようだ。 ……………………… 自分の死を考える① http://www.sns.ochatt.jp/modules/d/diary_view.phtml…=&l=30 ![]() . |