みなさま、お早うございます。早朝に目覚めたので、投稿します。 告知がぎりぎりになりましたが、明日16日の夜遅くに、NHKのeテレで、下記のような番組がオンエアされます。 最近はユニバーサルデザインという概念が様々な分野で取り入れられつつあったり、障害を持つ人たちの文化や芸術、スポーツなどの活動が各方面で取り上げられることが増えてきたりしているように思われます。今年4月からは、様々な課題や問題点はあるものの、ようやく「障害者差別解消法」が施行されます。 しかしながら、その一方で、障害者施策も含めた、この「国」の社会保障の施策やサービス総体が、今どんどん縮小・改悪されていっています。 歯止めや規制のない市場原理や競争原理がどんどん幅を利かせる中で、いわゆる「特定秘密保護法」や「戦争法」、マイナンバー制度等々が成立したり実施されたりして、この「国」の社会から寛容さがどんどんと失われて、息苦しさや生き辛さがどんどん増しているように思われてなりません。 下記の番組では、「障害者」に関する施策やサービスなどほとんどないに等しかったころから、障害者の社会的な運動や活動に携わってこられた、障害を持つ当事者の諸先輩方の証言も、多く放映されるとのことです。 この「国」の社会や政治のあり方に留まらず、ぼくらの価値観や思想、人間としての暮らしや文化のあり方そのものが本質的に根底から大きく問われなければならないだろう今、これまでの障害者のあり様や先輩方のことばに学びながら、ぼくらのこれからについて、思いを巡らせたり考えたりしたいと思います。 夜遅い時間のオンエアではありますが、障害を持つ方が身近にはいらっしゃらない方や、これまで障害者とのかかわりがなかったというみなさまも含めて、ぜひ多くの方にご覧いただいて、感じたり考えたりしたことをこの欄でシェアできれば幸いです。生でご覧になれそうもないという方は、ぜひ録画してご覧ください。 ご覧になったらどんなことでもけっこうですので、感じたり考えたりしたこと、番組の感想など、この欄にお気軽に投稿してみませんか。 ては以下、番組の案内です。 戦後史証言プロジェクト http://www.nhk.or.jp/postwar/program/schedule/ ![]() 第6回 障害者福祉 共に暮らせる社会を求めて Eテレ 2016年1月16日(土)午後11時~翌0時30分 Eテレ 【再放送】2016年1月23日(土)午前0時~午前1時30分(金曜深夜) 戦後、日本は、障害のある人たちとどう向き合ってきたのか。 戦時中「米食い虫」「非国民」と呼ばれ抑圧されていた障害者。戦後、困窮する傷痍軍人への対策をきっかけに初めて公的な障害者福祉の制度が生まれた。1960年代、重度の障害がある子どもの親たちの訴えがきっかけで、国や自治体は「コロニー」と呼ばれる大規模な施設の建設を推進。障害者施設を充実させていった。 ところが1970年代、障害者たちは、閉鎖的で自由のない施設での生活に不満を訴え始めた。都立施設に入所していた三井絹子さんは「施設は社会のゴミ捨て場だ」と、都庁前にテントを貼り座り込んで抗議。そうした動きを後押ししたのが1981年、国連の「国際障害者年」。障害者も他の人と同じように地域で暮らすべきだという「ノーマライゼーション」の思想が流入、国の政策も施設から地域へと移り変わっていく。元厚生省障害福祉課長の浅野史郎さんは、「これからは地域福祉だ」と制度作りに邁進。宮城県知事に転身後は、知的障害者施設の“解体宣言”を公表した。 今年4月、「障害者差別解消法」が施行される。障害による差別をなくすため自治体や企業、一人一人の意識改革が求められる。高齢化が進み、誰もが病気や障害と無縁でなくなりつつある今、戦後の障害者政策を当事者や政策立案に関わった人たちの証言をもとにた どり、障害のある人もない人も共に暮らせる社会へのヒントを探る。 |