fomaサービス、2030年までに終了へ みなさま、お早うございます。今日も暑くなりそうですね。 全く目が見えないぼくは、音声読み上げ機能のみを頼りに、携帯電話を使い始めて、間もなく9年くらいになります。 キャリアや機種の変遷は多々ありますが、ドコモのfomaらくらくホン(音声読み上げ機能が搭載された、ガラケー)にはとてもお世話になり、たいへんな恩恵を受けたと感じています。(全く目が見えないユーザーが、音声読み上げ機能のみを頼りに、比較的簡単に使える端末は、ドコモfomaらくらくホンのみという現状は、今もさほど変わっていません。) とは言え、ぼくが音声読み上げ機能のみを頼りに、モバイル端末を初めて使い始めた、9年くらい前とは、携帯電話やそのアクセシビリティをめぐる状況は大きく変わっていて、その動きはどんどん進んでいると感じてもいる昨今です。 そんな折、先ほど、朝日新聞のニュースサイトに、nttドコモの吉沢社長のインタビューが掲載されました。 新料金プラン発表、狙いは? ドコモ・吉沢社長一問一答 http://www.asahi.com/articles/ASK5T45WPK5TULFA00W.html ![]() インタビューの主な内容は、新しい料金プランの狙いや、5gと呼ばれる、次世代のモバイルデータ通信方式によるサービス等についてかと思われます。 けれども、インタビューの公判で、吉沢社長は、「(5gから見て)2世代前の通信方式となる、3g通信(ドコモで言えば、fomaのこと)は、どうするのか?」という記者からの質問に対して、「2030年までに、3g通信を終わらせる予定だ。」と述べています。 このインタビューで、吉沢社長は、「利用者には、4gへの移行を促すなど、丁寧に進めたい。」とも述べています。 なので、利用者には、さほどの混乱や戸惑いは生じないということに、結果的にはなるのかもしれません。 とは言え、高齢者や、ぼくら視覚障害者などの音声読み上げ機能ユーザーの多くが、今もとても便利に使っているであろう、らくらくホン7・8・ベーシックなどの通信方式である、fomaによるドコモのサービスが、2030年までには、ほぼ確実に終了するだろうという見通しが明らかになったのは、どうやら間違いのない事実となるようですね。 そして、この動きに追随して、他社の3g(ガラケー)によるサービスも、ほぼ同じ時期をめどに、終了する可能性が他界のではとも推測されますよね。 まだ具体的なfomaサービス終了に向けての予定などは、アナウンスされてはいませんし、正式なサービス終了までには、少なくとも数年以上の時間があるものとは推測されます。 けれども、いずれにしても、今ガラケーとそのサービスを便利に利用していらっしゃる携帯電話ユーザーのみなさまも、ここ数年をめどに、各種スマホやガラホ等に機種変更するための準備をなさったほうが良いということにはなりそうですね。 時代の流れとは言え、多くの視覚に障害を持つユーザーなどに、とても便利に利用されてきたfomaやらくらくホンによるサービスが、ここ10年強で終了してしまうのは、とても残念であり寂しくもあります。 |