体は一つなんて、誰でも知っています。やりたい事やすべき事が一つならそれに邁進すれば幸せな事ですね。
あれもこれもそれもあっちも、やりたいことがどんどん増えて、どれを選択するか、いつのまにか自分が本当にしたい事より、周りが望むこと、あるいは周りが望まないことはしない選択をするようになってどんどん自分を見失って来たように思います。
例えば、隼くんで連休にどこまでも走って、帰ることを気にしない気ままな旅をしたいと思っても、家族や周りの人は、危ないから、心配だからやめて欲しいと言われれば他の事をして実現しないままもう何年になるだろう。
例えば、竹や木で笛作りをしたいと思って、試行錯誤の上、やっとまともな笛ができて、一本調子、二本調子、、、と調子毎の笛を作ったり、ネイティブアメリカンフルートも、現代風に作る設計図が頭に浮かんでいるのに工房に使っている実家の工場の隣に引っ越して来た方のご家族の何人かが精神を病んでおられるとの事で木を削る音や、笛の音を聞くと自制が効かなくなって暴力を振るうから、やめて欲しいと言われて、他の事をして、これもお預けだなぁ〜って事にする。
工場で笛の音を出してはいけないのなら、こっちの自宅でと笛の理屈を利用して粘土で作るオカリナ作りにハマって石膏で型を作って、ピッチの正確さを求めて作っていこうとと思えば、粘土を洗うと水道が詰まるとか言われてしまうし。。。 オカリナって同じ型でも肉厚の加減や唄口の出来でピッチや音色が変わります。しかも作った時点では湿っているから、吹いていると唄口が溶けてしまうし、乾くとピッチが変わるし、更に焼くとまたピッチが変わります。焼く時の釉の加減でも音色やピッチが変わるから、色々たくさん作って焼いて初めて最終的に出来がわかります。
知人が奥さんの妹夫婦が信楽焼のご高名なご夫妻だからとご紹介くださって粘土を仕入れたり工房をお借りして作らせていただいたり焼いていただいたりしていたけれど、いつもそうするわけにいかないから家でやると水道が詰まるし。。。焼いてもらうのに1個2000円するし。。。
釣りにハマっていたら、水量が心配だから、とか、それに宇治川はロープが貼られて、釣るなって感じになってるし、海に一人で行くのも心配だからと言われれば、そうか、またか。
大人しく、音楽をすれば、うるさいと言われるし。
今年に入って新しくやりたくなって、今の処続けて入られているのはレザークラフト。最初は、へっ、こんなシステムノートが2万円以上もするの?作った方が安上がりかな、作ってみようと思って始めよう思ったのがきっかけでした。
丁度職場が四条烏丸に移転した事で東急ハンズのレザークラフトコーナーで道具やら革を買い、作っては「違うなぁ」と試行錯誤を繰り返して、一つの型のノートができると、こんなノートが欲しいなぁと、次の型のノートを作り、また試行錯誤の上、これはこれでいいけれど、ここをこう改良したらどうだろうって感じでマイナーチェンジをして、型Aから型Iまで作った頃、とうとう本当に作りたかった型が完成して、作りたい色の革を探して中々見つからず自分で染めたりもしている内に、とうとう理想に近い革を見つけて過去最高の出来で完成したのでした。
また職場近くのレザークラフト工房でも道具や革を買ったり、作ったものを見せてアドバイスをもらったりしたことも急激な進歩を遂げられた要因でもありました。
東急ハンズでは、安上がりに数枚セットで2000円とか、1500円だとか、端切れ詰め合わせの950円だとか売っているから、その中の一枚だけ使いたい革があるからセットで買っている内に使わない革がかなりの量になって来ました。
大阪の革用品屋さんを知ってからは、そこで子牛の背中一頭分とかの単位で売っているからこれまた買いすぎて(._・)ノ コケ
ノート以外のものも作ってみようと、ギターのピックケースや通勤に使うパスケースや、キーケースなんかも作ってみたりして、ふと気づくと2万、3万するノートが何冊買えただろうと思える素材や道具を買ってしまったと気づきつつ、それでも一応使える失敗作を含めると30冊も作ってしまった事を考えると、うん十万円分作ってるから損はない?とか苦笑してしまいました。
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