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2022年06月21日(火) 

 

 

 

 

 

>東洋経済オンライン   >日本と中国「正常化」という永続的プロセスの本質 日本に求められるパワーと国際秩序における役割   > API地経学ブリーフィング 2022/06/20 09:00   

(略)

>米中貿易戦争により幕を開けた、国家が地政学的な目的のために経済を手段として使う「地経学」の時代。   >独立したグローバルなシンクタンク「アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)」の専門家が、コロナウイルス後の国際政治と世界経済の新たな潮流の兆しをいち早く見つけ、その地政学的かつ地経学的重要性を考察し、日本の国益と戦略にとっての意味合いを、順次配信していく。

>正常化を経て巨大な変化を遂げた日中関係   >日中国交正常化からの半世紀、日中関係は巨大な変化を遂げた。  >1972年、日本のGDPは中国の約3倍だったが、現在、日本の経済規模は中国の3分の1である。  >1972年、対中貿易額は全体の2%だったが、いま、それは4分の1弱まで高まっている。 >国防費は1989年の時点で日本は中国の2.4倍だったが、現在、中国は日本の5.4倍に膨張している。  >両国は尖閣諸島の領有権をめぐって争っており、台湾海峡の緊張と合わせて、中国は日本の海洋安全保障と日米同盟に対する根本的な挑戦を投げかけている。  (略)  >正常化によって中国を国際社会に迎え入れ、中国の経済を“離陸”させ、国民の生活を豊かにすることが日中関係の安定、発展にも望ましいとの期待が当時はあった。  

それは当時のバラ色の夢ですね。  

>しかしいま、戦狼外交を繰り広げる習近平体制下の中国はそうした期待をことごとく裏切る存在として受け止められている。  

ロシアのプーチン大統領も似たような性質ですね。  

>日本の国民のうち中国に「よくない印象」を持っている人々は90%強に高止まりしている。 >中国においても依然66%が日本に「よくない印象」を抱いている。 >双方とも相手に対する嫌悪感の岩盤が凝固している。   

‘人を呪わば穴二つ’ ですね。  

>半世紀前の正常化イニシアティブの帰結が、この岩盤数字であることをどう考えればよいのだろうか。    

それは少々難しい説明になりますね。 中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 (お) う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。経文など漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。   

>正常化の後の世界の地政学的衝撃が日中関係の文脈を変え、新たな挑戦を双方に突き付けた。 >天安門事件・ソ連崩壊、リーマンショック・尖閣領有権問題、そしてコロナ危機・ウクライナ危機という3つの時代を画する分水嶺があった。

>1989年の天安門事件は「社会制度の相違があるにもかかわらず、両国は、平和友好関係を樹立すべきであり、また、樹立することが可能である」(1972年「日中共同声明」)との前提を揺さぶった。  

両国は甘い夢を見すぎたようですね。    

>グローバル化が進む中、普遍的価値・原則に係る問題を中国が体制「内部」の問題として処理することを民主主義国が黙認することは難しい。   

そうですね。ITの時代になって内部の黒い部分を温存することは難しくなりましたね。       

>日本はG7の国々とともに対中経済制裁を実施した。  

我が国は、他国の受け売り・後追いで一生懸命にやっていますね。 先進国の仲間入りに成功していますね。       

 >中国は、日本の歴史問題を武器化することで応えた。 >また、1991年のソ連の崩壊は中国にとっての日本の戦略的価値を低下させた。   >それまで「歓迎はしないが受け入れる」立場で許容してきた日米同盟を中国は敵視するようになった。    

普遍的価値、原則は、西洋哲学ですからね。中国は当然それを敵視するでしょうね。今や中国は自己主張できる経済状態に至ったからですね。   

我が国も元をただせば中国と似たようなものですからね。ただ中国と違うところは、日本は外国の影響を受けやすいことでしょうね。我が国は忖度が発達していて自己がない。         

'どのような状況にも普遍的に通用する真理や法則、基本概念や倫理がありうるという考え方が、日本にはほとんど存在しない。' (カレル・ヴァン・ウォルフレン)    

‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク)   

 ‘日本人は政治にそれほど関心がないのに政府に依存し、国からの発言を待っている。’  (ウスビ・サコ)   

>次に、2008~2010年のリーマンショックと尖閣諸島の領有権をめぐる日中の対立である。  >中国は、台湾侵攻に不可欠な東シナ海と南シナ海の制海権と制空権を握るため第一列島線を突破させない、すなわちA2AD(接近阻止・領域拒否)の軍事ドクトリンを追求した。 >2008年5月の胡錦涛訪日の際、合意された日中間の「戦略的互恵関係」は立ち枯れ状態となった。 >また、中国は2010年9月の尖閣ショックに関連してレアアースの事実上の対日禁輸を行った。  >それまで一応建前としては維持してきた「政経分離」が崩壊した。

‘義を見てせざるは勇なきなり’ですからね。政治の齟齬は無視できませんね。    

>そして、2020年以降のコロナ危機とウクライナ危機。 >日本は医薬品の原材料だけでなくワクチンの注射針も中国に依存していることを知った。   

何もかも中国に丸投げでしたね。  

>市場支配、先端技術覇権、勢力圏をめぐって中国が地経学的攻勢を強める中、日本は「チャイナ・プラス・ワン」やリショアリングを志向するものの、対中投資は増加し続けている。 >日本のGDPに占める対中輸出の割合(2020年)は34%に達し、台湾(32%)、インドネシア(30%)、フィリピン(27%)を上回る。 >日本の対中依存度と地経学的脆弱性は高まる一方である。  

‘治に居て乱を忘れず’ が大切ですね。     

>ウクライナ戦争に対して、岸田文雄首相は「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」との認識の下、対ロ制裁措置を実施している。 >日本の対応は、ロシアの軍事侵攻を失敗させ、対価を払わせることで、台湾に対する中国の軍事侵攻のハードルを上げる対中抑止力構築の性格をも帯びつつある。“中露ブロック”の重圧をすでに日本は感じ始めている。

‘ロシアが力による現状変更を行っている国はG7(主要7カ国)では日本だけだ。 北方領土だ。 だから、ウクライナ問題で、ロシアを一番強く批判しなければいけないのは日本だ。 (小野寺元防衛相)   

>一貫して変わらないアメリカの存在の大きさ  >日中関係の環境の大きな変化の中で、一貫して変わらないのはアメリカの存在の大きさである。 

アメリカは我々の頼みの綱ですね。   

>日本の対中関係においてアメリカは最も重要な要素であり、日本の対米関係において中国が最も重要な要素であり続けてきた。 >1972年9月の田中訪中そのものがその年2月のニクソン訪中の連鎖反応の側面を持った。 >天安門事件に対する対中経済制裁とその後の再関与への切り替え、さらには中国の世界貿易機関(WTO)加盟支援も、日本はアメリカと歩調を合わせた。 >しかし、2010年代に入って日米の対中政策にズレが生じた。 >民主党政権時代の「東アジア共同体」構想と尖閣諸島の領有権問題、安倍政権時代の首相の靖国神社参拝と米中間の「新式の大国関係」構想などいずれもそうである。 >日本は、「日米中の罠」ともいうべき三角関係の陥穽(かんせい)に注意しなければならない。  

我が国は民主主義の国ですから、権威主義の中国とは常に距離を置いた方が良いですね。   

>日米中の三角関係の安定・維持は戦前、戦後を通じて日本の外交政策の最大の難問であり続けた。  

そうですね。米中は大国ですからね。エネルギ-があります。     

>そこには、勢力圏、人種、イデオロギー、核、P5、“瓶のふた”、“力の真空”、G2、人権、「冷戦時代の残渣」など、三角関係をゼロ・サム化させる力学が潜んでいる。 >そして、これからの時代、最も恐ろしい「日米中の罠」は米中対決の中で日本が外交の選択肢を奪われてしまう罠である。 >日中関係を安定させるうえで、アメリカとの不断の意思疎通ときめ細かい政策協調を行わなければならない。   

そうですね。だが、日本人には意思がない。だからアメリカ人との意思疎通は難しい。 

日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。困った時には '他力本願・神頼み' になる。生きる力 (vitality) が不足している。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら '指示待ち人間' ができあがったようですね。     

>日米関係を強化するに当たって、中国との安定的な関係を維持するよう細心の配慮が必要である。 >日本に望まれる役割  >その際、日本は、パワーと国際秩序の両面においてより自立した役割を探求することが望まれる。

そうですね。わが国民には ‘独立・自尊’ の気風が必要ですね。   

>パワー・バランスにおいては、アメリカとの同盟深化と対中抑止力強化を引き続き図ることが肝心である。   

そうですね。わが国には強力な抑止力と対処力が必要ですね。    

>その際、日本自らの抑止力をも強固にし、自らの防衛にもっと責任を持たなければならない。   

そうですね。自前の戦争ができない国には、アメリカも介入を控えるでしょうね。   

‘アフガニスタン軍自身が戦う意思のない戦争を米軍が戦うべきでない。米国の国益に合致せず、米国民が求めているものでもない。’ (バイデン米大統領)  

>アメリカは今後、世界への選択的関与の度合いを強めるだろう。   

そうでしょうね。アメリカも独りよがりばかりをしてはいられませんからね。  

>同盟は責任分担と協同作業へと向かう。>日米同盟は今後、相互運用性にとどまらず相互依存性を強めざるをえない。   

‘助けられたり、助けたり’ の関係ですね。   

>同時に、中国との関係を安定させるには、経済安全保障を強化し、中国の経済的威圧に対抗できる抑止力とレジリエンスを実装する必要がある。   

そうですね。経済的威圧に対しても抑止力と対処力を持つ必要がありますね。 力は正義ですからね。      

>日本の生産性と国際競争力を高めることが大切である。 >中国の戦略理論家、閻学通は「中国が強くなったから現状維持が変わったことはその通りだが、アメリカと日本が弱くなったからそれは変わったこともまた確かなのだ」と喝破している。 >中国を「修正主義勢力」と呼ぶのなら日米もまた修正主義勢力ではないか、というのである。   

現実界の全ては力関係ですからね。      

>中国のこの種のレアルポリティークの詭弁を打ち負かすには日本の不断の成長と革新が必要である。 >対中関係経営においては、中国の軍民融合政策と国家情報法の下、「政経分離」は便法としても使えないことを知るべきである。 

そうですね。彼らは力の一点ばりですからね。   

>中国が彼我の政治体制の非対称性を搾取し、「影響力工作」を推進するのを防ぐため関係維持における機会と権利義務の「相互主義原則」を導入するべきであろう。 >国際秩序においては、日本はアジア太平洋の国際秩序の再構築に向けて積極的な安定力としての役割を果たす必要がある。 >“中露ブロック”に駆動されるユーラシア地政学に「フロントライン国家」としていかに立ち向かうか。   

ロシアも手ごわいユーラシアの大国ですからね。粛清・暗殺・みな殺しの習慣が国のど真ん中に存在します。     

‘だが、さらに重要なのはロシア人の性格や制度に歴史が及ぼしている根深い影響である。つまり中央集権、序列に対する盲目的崇拝、人々の素朴な外国人嫌い、疎外された知識人のとるにたりないあら探し、母なるロシアに対するロシア人の強い愛着、最高権力者に対する大衆の習慣的従順さ、支配者と被支配者の間に横たわる深い溝を無批判に受け入れることなどである。’  <<ロシア人>> (ヘンドリック・スミス)   

>国際秩序とルール形成のための環境醸成における日本の役割はさらに大きくなるだろう。  

力は正義であることをくれぐれも忘れてはなりませんね。    

>秩序とルールの形成では中国とも協力できるものは協力する姿勢が大切である。 >安倍政権時代、日本は「一帯一路」に対して「開放性、透明性、経済性、債務持続可能性」の4つの条件を付けて協力する意向を示し、中国はそれを自らの原則に織り込み、日中の第三国市場協力への道を開いた。 >ここでの外交は、価値観(人権)より原則(国際法)が、正義(最終解決)より賢明さ(共通項の活用と異なる見解・立場の認識)が求められる。  

そうですね。人権と最終解決の理解には英米流の高等教育が必要ですからね。おいそれとは実現しませんね。   

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 我が国の ‘かな漢字’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。  

国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語のかな漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。私の知人に '〇〇健' という名前の人がいる。彼は周りの人から 'タケちゃん' とか、'ケンちゃん' とか呼ばれている。'一体どちらが本当なのか' と私が尋ねると、彼は 'どちらでも良いのですよ' と答える。'でも、戸籍ではどうなっているのか' と尋ねると、'戸籍にはフリガナがありませんから、どう読んでも良いのですよ' という答えであった。これを '日本人の自由' というのであろうか。'あるべき姿' の追及がない。だから表記法の改革も進まない。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。          

為せば成る。為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。 (上杉鷹山)   

>(船橋洋一/アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長)  

 

 

 

 

 


閲覧数432 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2022/06/21 01:52
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