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2025年06月21日(土) 

 

>ニューズウィーク日本版   >備蓄米放出は「米価高騰」の根本的解決にならない...政府と国民に求められる「解決策」とは?   >加谷珪一 (経済評論家) によるストーリー・   >2時間・   

><一般国民は米価が下がることを願っているが、日本政府には簡単に価格を下げるわけにはいかない事情も。   

>これからコメの価格はどうなるのか?>   

(略)   

>考えられるのは以下の2つである。   

>1つは、政府による管理政策の復活である。   

>政府が責任を持って生産と価格を管理すれば、農業の維持と安いコメ価格を両立できるが、そのためには相応の国費が必要となる。   

>「手取りを増やせ」という大合唱の中、増税につながる政策がどれだけ支持されるのかは不透明だ。   

>もう1つの方策は、農家に一定の所得保障をした上で、輸出を促進することで生産量を増大させるというものである。   

>国内市場に加えて海外市場でも販売すれば、全体の需要は高まり生産量も増える。   

>生産量が増えれば、価格も安定化する可能性が高い。   

>政策は所得保障の範囲にとどめ、後は自由市場として運営するという考え方である。   

>だが、この方策はあくまでも農業生産力を強化するためのものであり、「コメを守る」ことにはつながらない可能性があるので注意が必要だ。   

>大規模化や集約化の難しさ   

>政府が所得保障と輸出促進策を実施すればコメの生産量は確実に増えるだろう。   

>だが、輸出の促進は生産量の増大にはつながっても、食の安全保障という観点におけるコメの確保には効果を発揮しないかもしれない。   

>仮に今回と同様のコメ不足が発生した場合、輸出を行っている農家が輸出用のコメをそのまま国内に回してくれる保証はない。   

>長年かけて信頼関係をつくり上げた顧客(輸出先)を優先するのは自由市場の商慣行上、当たり前のことであり、非常時には輸出用のコメを高値で買い取って国内市場に回すといった措置を組み込まなければ主食の確保は難しい。   

>いくら生産量が増えても、それらの品目を高値で輸出している場合、自国が食糧難になるリスクは排除できない。   

>日本の農業は小規模農家が多く、生産性が低いのでコメ農家を大規模化すべきだとの意見も多い。   

>確かにコメ農家を大規模化できれば、国内向けのコメもより効率よく生産できるようになるだろう。   

>だが、国内農家の大規模化を実現するには、政府による積極的な経済支援が必須となる。   

>なぜなら、日本の農地は極度に細分化されており、そう簡単に集約化できる状況にはないからである。   

>戦後、GHQ(連合国軍総司令部)が農地改革を実施したことで、地主が所有していた大規模な農地は、無数の農家に細かく再配分された。   

>このため農家の多くが当初から零細規模だった。   

>だが、いくら面積が小さくても農家にとっては親から受け継いだ土地であるため、そう簡単に手放せるものではない。   

>仮に従事者が高齢で亡くなり、子供が農業を継がなかった場合、その農地は集約化の対象となるが、大規模農家がこうした狭い農地をひとつ購入しても全体からすればごくわずかな面積にすぎない。   

>加えて、いつ、どこで放出される農地が出てくるのか分からないので、都度、農地を購入していては飛び地ばかりになり生産効率は上がらない。   

>可能な限り近いエリアで大規模農家に土地を集約化させなければ意味がないのだ。   

 

そうですね。   

 

>「集約化」と口で言うのは簡単だが、現実には気の遠くなるような作業や交渉、調整が必要であり、そのコストを誰が負担するのかという問題もある。   

>農地を手放した従事者は離農を余儀なくされるので、再就職支援などの措置も必要となるだろう。   

>政府は現在、「農地バンク」という仕組みを導入しているが、あくまで任意なので、あまり機能していない。   

>本気で農地を集約化したいのであれば、政府主導で農地の精査を行い、多額の費用をかけて農家から土地を買い取り、大規模農家に集中化させるといった方策が求められる。   

>このためには、やはり相応の国費が必要となるので国民負担は不可避だ。   

>今回の問題は、われわれの主食であるコメをどうしていくのか、その負担を誰が負うのかという議論を30年間放置してきたツケだ。   

>単に「価格を下げろ」と叫んでいるだけでは問題は決して解決しない。   

 

そうですね。   

 

>日本人とコメをめぐる歴史   

>かつて貨幣の代わりでもあったコメは、単なる穀物としての存在を超え日本人の生活や文化、意識の中で特別な位置を占めてきた

>太閤検地で土地、収穫量、年貢量などを定める

>田沼意次の農業改革(新田開発・干拓事業・商品作物の奨励)

>地租改正で納税がコメから現金に

>米価高騰への反発が全国に広がった大正の米騒動

>戦時の食料管理を国家で行う食糧管理法施行

>農地改革

>減反政策の開始

>記録的な冷夏による平成のコメ騒動

>ウルグアイラウンドでコメの輸入が一部解禁

>食糧管理法の廃止 食糧法の施行で消費者にコメを直接販売する流れに

>改正食糧法でコメの流通がほぼ自由化

>減反政策の廃止

>備蓄米放出は「米価高騰」の根本的解決にならない...政府と国民に求められる「解決策」とは?

>加谷珪一(経済評論家)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


閲覧数35 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2025/06/21 21:32
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