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2011年07月10日(日) 
 セッションなどでお世話になっていて、マイミクさんでもある、ピアノ・キーボードの楽ろまさんこと、貝塚博子さんのブログ
 楽ろまsaloon
http://blog.livedoor.jp/lachroma81010691/#
 を久しぶりに拝見したら、下記のようなインタビューが紹介されていました。
 Peter Barakan Interview
http://www.musicman-net.com/relay/
 先ほど読みましたがとても読み応えがありました。今必読の内容だと感じました。特に、音楽好きな方、仕事であれ、趣味やアマチュアとしてであれ、何らかの形で音楽に携わっていらっしゃる方にはぜひじっくり読んでいただいてお知り合いの方などにも紹介していただきたい内容だと感じます。
 原発の話に始まり、ポピュラー音楽はもちろん、文化や英語教育に至るまで、その誠実な人柄や豊かな知性に裏打ちされた幅広いお話が転回されています。
 バラカンさんは、このインタビューの後半で、長い音楽との関わりやその広くて深い見識から、今日のポピュラー音楽のおかれた状況は、日本でも世界的にも文化としての危機だと指摘します。確かに、このインタビューでも少しふれられているように、日本でもj-popと呼ばれるものが台頭し始めてから、ポピュラー音楽が変わったなあという気がします。

 かつて、フォーク・ロック・ポップス・歌謡曲、はたまたニューミュージックなどと呼ばれていた日本のポピュラー音楽が、j-popと総称されるようになったのは90年代前半くらいのことだったでしょうか。丁度デジタル技術やパソコンが一般に普及し始めたころでもあり、音楽がデジタル化し始めたころとも言えるでしょう。
 レコードやカセットテープは、cdやmdに取って代わり、音楽媒体の大量生産や複製が簡単にできるようになり、いわゆるミリオンセラーも多々作られたりしました。また、midなどのデジタル音源やパソコンの普及で、楽器が弾けなくても音楽が作れたり、生の楽器を使わなくても音源が製作できたりするようにもなりました。
 もちろん、こうした技術の進歩には多くの利点もあるのでしょうが、こうした状況の進展が、作品としてのポピュラー音楽の質を、総体として低下させていったと言えるのかもしれません。もちろん、個別には質の高いすばらしい音楽を作り続けている作曲家や編曲家や演奏家はたくさんいるのでしょうし、いわゆるメジャーよりも、むしろインディーズと呼ばれるようなシーンに質の高いミュージシャンやその音楽がたくさん存在しているのかもしれません。
 ともあれ、2000年代以降、音楽がネット上で配信され簡単にダウンロードできるようにもなってきました。そして、cd売り上げの減少などに象徴されるように、音楽の文化や娯楽(エンタテイメント)としての位置は、だんだん小さくなっていっているようにも思われてなりません。
 けれども、ライブには人は集まるし、今回の震災以降、音楽や歌の力が改めて見直されたりもしているようです。
 リスナーもミュージシャンも、その他音楽に携わる人みんなの力を結集して、良いミュージシャンやライブハウスや楽器店やレコード・cdショップを応援して育て、文化としての音楽を育んでいきたいものですね。

閲覧数1,121 カテゴリ日記 コメント1 投稿日時2011/07/10 17:03
公開範囲外部公開
コメント(1)
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  • 2011/07/10 23:18
    スマカさん
    guitarmanさん

    先日は、お会い出来てうれしかったです。

    宇治の方々とああやって音楽で繋がっているサロン的はスペースですが、いかがでしたでしょうか?

    ギターマンさんもまた、次回は演奏者の方で出演して頂けたらうれしいです。

    いろんな方と繋がっておられるんですね。ペトロ&カプリシャスの初代ボーカルの前野曜子さん亡くなられていたんですね・・・。高橋真利子さんも歌唱力ありますが、前野さんも上手でしたね。残念です~~★
    次項有
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